「褒め方がマンネリになってしまって…」「毎回同じ褒め方で、子どもに響いていない気がする」。こうしたご相談やコメントを、僕は本当によくいただきます。
褒めることは大切だとわかっていても、毎日のことだと、どうしても言葉や言い方が似てきてしまいますよね。
そこで今回は、僕が子どもたちと関わるなかで実際に使ってきた褒め方を20個、褒め方のタイプごとに分けてまとめました。言葉のバリエーションというより「褒め方のスタイル」のバリエーションなので、お子さんの年齢やタイプに合いそうなものから試してみてください。
この記事でわかること
- 褒め方がマンネリになったとき、熱量だけで変化をつけないほうがいい理由
- 言葉だけに頼らずに「見ているよ」を伝える褒め方
- 形に残す褒め方と、人を通して伝わる褒め方
- 言葉で褒められるのが苦手な子に届きやすい、手紙やメモの使い方
もくじ
褒め方のバリエーションが大切な理由
褒め方のバリエーションに入る前に、そもそもなぜバリエーションが大切なのかを、少しだけお話しさせてください。ここをわかったうえで褒め方を増やしていくと、ご家庭に合った形を考えやすくなります。
子育てや教育の分野では、褒めるときに大切なこととして、よく次の4つが挙げられます。
褒めるときによく言われる4つのこと
- すぐに褒める子どもがいい行動をしたら、なるべくその直後に伝えます
- 褒めていることがはっきり伝わる大人は褒めているつもりでも、子どもに伝わっていなければ、褒めたことになりにくいです
- 具体的に褒めるどの行動を褒めているのかがわかると、「次もやってみよう」につながりやすくなります
- いろいろな褒め方をするいつも同じ褒め方だと子どもも慣れてしまい、褒められてもあまりうれしく感じなくなることがあります
今回のテーマは、4つ目の「いろいろな褒め方をする」です。褒め方が毎回同じだと響かなくなってくる、というのは、多くの方がなんとなく感じていることだと思います。
そんなときにやりがちなのが、「今までよりも大げさに褒める!」という、熱量だけで変化をつけようとする方法です。でも、これはどこかで限界が来ます。大げさに褒めることが増えるほど、それくらい大げさに褒めてもらえないと、褒められたと感じにくくなっていくこともあります。そして、子どもの年齢が上がるほど、大げさな褒め方は通用しにくくなっていきますよね。
TERU熱量の方向性だけで変化をつけようとすると、正直、地獄です。笑
年齢が上がるほど通用しにくくなるので、熱量以外のところで変化をつけていきたいところです。
研究でわかっていること
オランダのユトレヒト大学のブルメルマンさんらの研究チームは、8〜12歳の子ども240人に絵を描いてもらい、画家からのメッセージという形で「きれいな絵だね」と褒める場合と、「信じられないくらいきれいな絵だね」と大げさに褒める場合を比べました。
すると、自己肯定感が低めの子は、大げさでない褒め方のときに比べて、大げさに褒められたあとのほうが、むずかしい課題を選びにくくなっていました。反対に、自己肯定感が高めの子は、大げさに褒められたあとのほうが、むずかしい課題を選びやすくなっていました。
この研究は8〜12歳を対象にしたもので、褒めたのも親ではありません。幼児や家庭での褒め方にそのまま当てはまるとは限りません。それでも、大げさに褒めることがいつもプラスに働くわけではない、ということは知っておいて損はないと思います。
ここから紹介する20個の褒め方は、合う年齢やタイプがそれぞれ違います。ご自身のタイプと、お子さんのタイプや年齢を思い浮かべながら、使えそうなものを拾ってみてください。
表情や体も使って伝える褒め方
褒めるというと言葉を思い浮かべがちですが、表情や体の動きでも、気持ちは十分に伝わることがあります。むしろ、言葉で褒められることに慣れている子ほど、「いつもと違う」が新鮮に感じられることがあります。
1. 声を出さずに、目を合わせてgoodポーズ
これは僕がよく使う褒め方です。子どもが何かいい行動をしたとき、何かに成功したとき、頑張れたときに、その子がこちらを見てきたら、声は出さずに、その分の気持ちを表情と体の動きに乗せて「goodポーズ」をします。
子ども自身がその行動に満足していたり、納得していたりするときは、これくらいの伝え方のほうが響くことがよくあります。goodポーズのあとに、キリッとしたいい顔でうなずいてあげるのもおすすめです。
TERUすごくニュアンスが多くてすみません。笑
でも、こういう小さな違いで伝わり方が変わることもあると、僕は感じています。
2. 近づいてニコッと笑う
褒めることの本質は「注目」だと言われます。つまり、「あなたのいい行動や頑張りに気づいているよ」ということが伝わるのが大事なんです。場面によっては、気づいてあげるだけで十分なこともたくさんあります。
たとえば子どもが勉強や工作を頑張っているときに、近寄って「すごいね!頑張ってるねー!」と大げさに褒めなくても、少し近づいてニコッとしてあげるだけで「見てくれている!」と感じて、頑張れたりします。

年齢によってはこのほうが受け取りやすいこともありますし、大げさに褒められると引いてしまう子なら、「褒める」より「注目する」と考えたほうがうまくいくことも多いです。特別なことがないときの注目については、1日5分の特別タイムの記事でもくわしく紹介しています。
3. 肩に手を置いて、間をためてから褒める
これも僕がよく使う方法です。子どもが何か頑張ったとき、肩に手をポンと置いて「〇〇くん」と名前を呼び、少し見つめてから「よくやった!」と伝えます。
肩に手を置かれて、名前を呼ばれて、少し見つめられる。ちょっと不自然ですが、この不自然さが「何かいつもと違う」という感覚を生んで、そのあとの言葉が伝わりやすくなります。
4. 言葉で褒めながら握手する
言葉で褒められることに慣れている子には、「〇〇くん!よくやった!いいね!」と言いながら握手をすることがあります。
褒めるときに握手をするのは少し珍しいので、「いつもと違う!」と感じてもらいやすいです。この褒め方は、うれしそうにしてくれる子が結構多いと感じています。
5. 言葉で褒めながらハイタッチする
すでにされている方も多いかもしれませんね。「できたね!やったー!」と言いながらハイタッチをすると、うれしさを一緒に分かち合える感じがあります。小さい子でも取り入れやすい褒め方です。
「すごい」以外の言葉で伝える褒め方
ここからは、言葉は使うけれど、「すごい!」「上手!」以外の形で伝える褒め方です。大人が評価するというより、子どもの行動に気づいていることや、関心や感謝を伝えるイメージです。
6. 気づいていることをそのまま伝える
先ほどの「近づいてニコッと笑う」の続きのような方法です。ニコッとするだけのときもあれば、「〇〇したんだね」と一言だけ、その行動に気づいていることを伝えるのもいいと思います。
たとえば、今まで脱いだ服を洗濯かごに入れられなかった子が、自分で入れられたとします。大げさに褒められると受け取りにくい子には、「すごい、できたね!!」ではなく「自分で気づいて入れたんだね」とだけ伝えます。気づいているよ、ということをさらっと伝えるだけでも、十分なことがあります。
7. ヒーローインタビューのように理由を聞く
親から子どもに褒め言葉を伝えるだけでなく、「おー!できたね!どうしてできたの?」と、理由を聞いてあげる方法です。
子どもの中にある「うまくいった理由」を引き出してあげることで、次のいい行動につながりやすくなります。それに、自分のできたことについて質問してもらえるのは、子どもにとってうれしいことだと思うので、褒める行為としても十分に働きます。
大人最後まで組み立てられたね!どんな工夫をしたらできたの?
子ども説明書の絵を、ちゃんと見ながらやった!
大人なるほどね。じっくり見たから、うまくいったんだね。
ちなみに、「どうしてできたの?」だと結果を褒めるニュアンスが強くなるので、「どうして頑張れたの?」「どんな工夫をしたらできたの?」「どうしてやろうと思ったの?」のように、過程についての質問にすると、なおいいと思います。
研究でわかっていること
アメリカのガンダーソン博士らは、53家庭で、子どもが生後14か月・26か月・38か月のときに、家での普段のやりとりを録画し、親がどんな褒め方をしているかを調べました。
その結果、褒め言葉の中で、努力ややり方など「過程」を褒める言葉の割合が高かった家庭の子ほど、5年後の7〜8歳のときに、頭のよさや性格は変えていけると考えたり、むずかしいことに挑戦したがったりする傾向が強いという関係が見られました。一方で、「頭がいいね」のように本人の性質を褒める言葉の割合は、「能力は変わらない」という考え方とは関係していませんでした。
この研究は家庭の様子を観察したもので、過程を褒めたことが原因だとまでは言えません。それでも、「何ができたか」だけでなく「どう頑張ったか」に目を向けることは、日々の関わりの中で意識しやすいポイントだと思います。
8. 「それマネしていい?」と聞いてみる
これも僕が結構使う方法です。子どもがとてもいい行動をしたときに、「それめちゃくちゃいいね!最高だな!それ、マネしていい?」と伝えます。「使っていい?」「やっていい?」でも大丈夫です。
そうすることで、子どもは「自分の行動を大人がいいと思ってくれて、マネまでしてくれた!」と感じることができます。自分が周りにいい影響を与えられる人なんだ、という感覚にもつながりやすく、僕はこの感覚をとても大事にしています。
9. 「ありがとう」と感謝を伝える
親から「ありがとう」と感謝を伝えることは、褒める行為として十分に働きながら、人の役に立つ喜びも感じられる、とても大切な言葉だと僕は思っています。
たとえば片付けなら、「すごい!自分で片付けられたね!」と結果を褒めることもできますし、「ありがとう!きれいにしてくれて気持ちいいよ!」と感謝として伝えることもできます。どちらを選ぶかは価値観ですし、両方使っても大丈夫です。ただ、感謝を伝えられる場面では、感謝の言葉を優先的に使ってあげるといいかなと思います。
形に残す褒め方
褒め言葉はその場で消えてしまいますが、形に残すと、あとからも「頑張ったな」「うれしかったな」を感じやすくなります。
10. 作品を壁に貼ってあげる
子どもが絵を描いたときや、テストでいい点数を取ったときなどに使える褒め方です。「え!すごい!」と一言言ってから、「これ、すごくうれしいから壁に飾っていい?」と聞いてあげます。
それだけで子どもは褒められていることを十分に感じやすいですし、そのあとも自分の作品が壁に残ることで、うれしさが続きやすくなります。

11. ブロックや工作を棚に飾る
壁に貼る褒め方とほとんど同じですが、ブロックで作った作品や工作を、棚などに飾ってあげる方法です。飾られた作品を見るたびに、「また頑張って作ってみよう」と思えるきっかけになりやすいです。
12. 写真を撮って、アルバムに一言添える
子どもが頑張れたとき、いいことをしたとき、何かを達成したときや作品を作ったときに、写真を撮ってあげるのも十分に褒める行為です。
その写真をアルバムに入れて、一言メッセージを書いてあげると、あとから振り返って自分のいい行動や頑張りを感じることができます。僕は、かなりいい褒め方だと思っています。
作品を貼ったり飾ったりしていると、「どんどん場所がなくなってしまう」というお悩みもよく伺います。そんなときは、一定の期間飾ったら写真を撮ってアルバムに残す、という流れを作るのがおすすめです。物を減らすことに子ども自身が納得しやすく、いい思い出も残っていきます。
13. シールを貼ってあげる
毎日続けている勉強などで、続けられた日にカレンダーや特別なシール帳にシールを貼っていくのも、褒める行為の1つです。自分が1日頑張ったことをシールという形で認めてもらえると、次のやる気につながりやすくなります。
シールは「継続の証」として
シールはご褒美に近い褒め方なので、使いすぎには気をつけたいところです。とくに、勉強のように自分のためにやっていることに対して、物を買ってもらえるという仕組みは、本当に慎重に考えたほうがいいと僕は思っています。シールくらいであれば、続けてきた証として活用して大丈夫です。
使っていないシールやはがしたあとの台紙は、小さな子や下のきょうだいが口に入れないよう、手の届かない場所にしまっておくと安心です。
ご褒美と交換条件のバランスについては、自立につながる声かけと、わがままになりやすい声かけの違いの記事も参考になると思います。
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公式LINEを友だち追加する人を通して伝わる褒め方
毎日いちばん近くにいる大人からの褒め言葉は、いろいろ工夫しても全然響かないことってありますよね。そんなときは、周りの人を頼るのもありだと思います。
14. 間接褒め
僕がよくおすすめしている方法です。たとえば、お昼に子どもがお手伝いをしてくれたとします。それを、夜に帰ってきたもう1人の親や、祖父母などに伝えておき、その人から「今日お手伝いしてくれたんだって?ママ(パパ)がすごく喜んでたよ!ありがとう!」と伝えてもらいます。
いつも一緒にいる人からの言葉だと受け取りにくいときでも、ほかの人からだと素直に受け取れることがあります。
15. 報告褒め
間接褒めの派生です。家族が帰ってきたときに、子どもがいる前で「今日〇〇ちゃんがお手伝いしてくれたんだー!」と報告します。うれしそうに報告している大人の姿を見ると、それだけで褒められた気分になりますよね。
相手は家族でなくても、知り合いや園・学校の先生でも大丈夫です。いやらしくならない程度に、お子さんのいいところや頑張っているところをさらっと伝えると、その言葉を聞いた子どもはすごくうれしいと思います。
16. 「〇〇さんが褒めてたよ」と伝える
間接褒めは、ほかの人から子どもに伝えてもらう方法でした。こちらは逆に、「先生が〇〇くんのこと、〇〇って言ってたよ!」と、ほかの人があなたを褒めていたよ、ということを伝える方法です。
近所の人でも、習い事の先生でも、誰でも大丈夫です。周りからそういう言葉をもらえたら、ぜひお子さんに伝えてみてください。
17. 家族で「うれしかったこと報告会」を定例にする
これは家族みんなでやる取り組みです。一対一で褒められるのは、恥ずかしかったり受け取りにくかったりすることがあります。そこで、「この1週間でうれしかったこと、感謝したことを言い合おう!」という企画にして、そのときに子どもの頑張りやいい行動を取り上げてあげます。
自分以外の人も褒められる雰囲気なので、照れくさくても受け取りやすいのがいいところです。「毎週土曜日の夜ごはんのとき」のように、定例にしてしまうのもおすすめです。
とはいえ、毎週続けるのは大変なこともありますよね。毎週がむずかしければ、できる週だけでも大丈夫です。
言葉で受け取りにくい子には文字で伝える
年齢やタイプによっては、面と向かって褒められるのが照れくさかったり、素直に受け取れなかったりする子もいます。そんなときは、手紙やメモのように、文字で伝える方法が届きやすいことがあります。
18. 手紙で「ありがとう」を伝える
最近よくお手伝いしてくれることなどを、あらためて手紙にして「ありがとう」と伝えるのもいい方法です。
あらたまった手紙が恥ずかしい場合は、さりげないメッセージでも大丈夫です。たとえば、子どもに用事を伝えるメモを書くときに、最後に「昨日は〇〇してくれてありがとうね!」とさらっと書き添えておきます。こんな小さな一言でも、意外と伝わったりします。
19. お手紙交換や交換日記を使う
親子でできるのは限られた年齢かもしれませんが、お子さんが「お手紙交換や交換日記をやってみたい!」という時期であれば、ぜひ活用してみてください。そこで感謝を伝えたり、できるようになったことや頑張ったことを褒める文章を書いてあげたりするといいと思います。
20. 頑張りを紙に書いて、机に置いておく
かなりアウトローな褒め方です。笑 でも、直接の言葉では受け取れない年齢やタイプの子には、この方法が届くこともあります。
メモや手帳などに「〇〇くんが〇〇をとても頑張ってた!」「〇〇をしてくれた!」と、子どもの頑張りやいい行動をさらっと書いて、机などに置いておきます。それを子どもが見たら、「え!こんなこと見てるんだ!」と感じてくれるかもしれません。
いつか見てくれたらラッキー、くらいのさりげない感じで置いておくのがポイントです。
年齢やタイプに合わせて選ぶコツ
20個の褒め方を紹介してきましたが、全部を使う必要はまったくありません。合う褒め方は、子どもの年齢やタイプによっても、大人のタイプによっても違います。
選ぶときの目安
- 言葉で褒められることに慣れている子握手や、肩に手を置いて間をためる褒め方のように、「いつもと違う」が伝わるものを試してみてください
- 大げさに褒められると引いてしまう子近づいてニコッとする、気づいていることをそのまま伝えるなど、「注目する」褒め方が合うことがあります
- 直接の言葉を受け取りにくい子間接褒めや報告会のように人を通して伝えたり、手紙やメモのように文字で伝えたりする方法が届きやすいことがあります
- 次の行動につなげたいときヒーローインタビューのように、過程について質問してみてください
褒めることと反対側にある「ダメ出し」との付き合い方については、ダメ出しを減らすワークの記事で紹介しています。
理想どおりに褒められない日があっても、まったく問題ありません。毎日の子育ての中で、いつも気持ちに余裕があるわけではないですよね。今日は1つだけ試してみる、くらいで大丈夫です。
TERUここで紹介したのは、あくまで僕の経験の中での褒め方です。ご家庭ごとに「うちはこれが伝わりやすい」という形が、きっとあると思います。
できる限り、できる範囲で。お子さんに合う褒め方を、少しずつ見つけていってもらえたらうれしいです。
まとめ
今日のポイント
- 褒め方がマンネリになったら、熱量ではなく「褒め方のスタイル」で変化をつける
- goodポーズやニコッと笑うなど、言葉を使わなくても「見ているよ」が伝わることがある
- 「どんな工夫をしたらできたの?」と過程を聞くことも、褒め方の1つ
- 壁に貼る・写真に残すなど、形に残すとうれしさが続きやすい
- 直接の言葉が届きにくい子には、人を通して伝える方法や、手紙・メモが合うことがある
よくある質問
大げさに褒めるのはよくないの?
大げさに褒めること自体が悪いわけではありません。ただ、それが当たり前になると、それくらい大げさでないと褒められたと感じにくくなることがあります。8〜12歳を対象にした研究では、自己肯定感が低めの子は、大げさに褒められたあとのほうが、むずかしい課題を選びにくくなっていました。熱量を上げるより、褒め方のスタイルを変えてみるのがおすすめです。
褒めても反応がない子にはどうすればいい?
直接の言葉が届きにくい年齢やタイプの子もいます。近づいてニコッとする、気づいていることをそのまま伝えるといった「注目」の褒め方や、間接褒め、手紙やメモのように、伝え方そのものを変えてみてください。反応が見えなくても、ちゃんと伝わっていることもあります。
結果と過程、どちらを褒めればいい?
どちらも褒めて大丈夫です。そのうえで、「どうして頑張れたの?」「どんな工夫をしたらできたの?」のように、過程に目を向けた声かけを意識してみるのがおすすめです。1〜3歳ごろの子がいる家庭を5年後まで追った研究では、過程を褒める言葉の割合が高かった家庭の子ほど、7〜8歳のときに、頭のよさや性格は変えていけると考える傾向が強いという関係が見られました。
シールやご褒美は使ってもいい?
シールくらいであれば、続けてきた証として活用して大丈夫だと僕は思っています。ただ、勉強のように自分のためにやっていることに対して、物を買ってもらえる仕組みにするのは、慎重に考えたほうがいいと思います。

この記事を書いた人TERU幼児教育講師/子育て勉強会TERU 代表
幼児教室で、たくさんの親子と関わってきた幼児教育講師。YouTube「子育て勉強会TERUch」(登録者 約13万人)で、子どもの発達や関わり方を研究の知見とあわせて発信しています。Yahoo!ニュース エキスパートとしても活動中。3〜8歳向けの「TERU先生の動画教室」や、オリジナルのひらがな・カタカナ教材も手がけています。
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参考文献
- Brummelman, E., Thomaes, S., Orobio de Castro, B., Overbeek, G., & Bushman, B. J. (2014). “That’s not just beautiful—that’s incredibly beautiful!”: The adverse impact of inflated praise on children with low self-esteem. Psychological Science, 25(3), 728–735. DOI
- Gunderson, E. A., Gripshover, S. J., Romero, C., Dweck, C. S., Goldin-Meadow, S., & Levine, S. C. (2013). Parent praise to 1- to 3-year-olds predicts children’s motivational frameworks 5 years later. Child Development, 84(5), 1526–1541. DOI
※この記事は一般的な子育て情報としてまとめたものです。お子さんの心や体の状態で心配なことがあるときは、医師や専門機関にご相談ください。



