子どもが『自立する声かけ』と『わがままになる声かけ』の決定的な違い

子どもが『自立する声かけ』と『わがままになる声かけ』の決定的な違い

幼児教育講師のTERUです!

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僕はこれまで様々なご家庭のサポートをさせてもらってきましたが、

子どもに声かけをすればするほど、自立してできることが増えていくご家庭と
反対に声かけをすればするほど、子どもがわがままになっていたり、うまく行動できないことが増えていってしまうご家庭があり、

最近、この2つのご家庭の違いは何かなと深く考える機会があったんですね。

その中で、僕の中で1つの視点として言語化できたことがあるので、それについて今回まとめてみようと思います!

ちなみに今回の内容は結論を聞くと、「そりゃそうだよね」と思うような、一見普通の内容に聞こえるかもしれないのですが、僕の中ではこれほど本質的な声かけの違いはなくて、ぜひ皆さんと一度考えたい内容なので、よかったら最後までご覧いただけると嬉しいです😊

では、先に結論なんですが、

子どもがわがままになっていきやすいご家庭は、

『取引型』の声かけが多い。

一方で、自立していきやすいご家庭は、

『世界の仕組み確認型』の声かけが多い。

これが今回の結論です!

これだけではちょっと分かりづらいと思うので、1つ1つ説明していきますね。

SECTION 1

取引型の声かけとは?

取引型の声かけというのは、

『親が報酬や罰を"差し出して"、子どもの行動を引き出す声かけ』

のことです。

例えば、

「歯磨きしたら、お菓子あげるよ」
「お片付けしたら、動画見ていいよ」
「宿題やらないと夜のデザート無しだからね」
「習い事頑張ったら、おもちゃ買ってあげる」

このような声かけですね。

まぁ、こんな声かけが良くないのは皆さん当たり前にわかってますよね。

わかってはいるけど、どうしても使ってしまうのが取引型の声かけだと思います😅

この取引型の声かけは、よく見てみるとシンプルなロジックで成り立っていて、それは『やったら、あげる』『やらなかったら、取り上げる』というロジックです。

「〇〇したら〇〇をあげるよ!」
「〇〇しなかったら〇〇は無しだからね!」

こんなフォーマットの声かけですね!

そして、この声かけを理解する上で大事な点が、取引型の声かけは『本来その行動とは関係ないものを、後付けで結びつけている』ということです。

例えば、「歯磨き」と「お菓子」って本来何の関係もないじゃないですか。「お片付け」と「動画」もそう。本来関係のないものを、ご褒美や罰として無理やりくっつけることで、子どもを動かそうとしているわけです。

そうやって報酬を自由に結びつけられるので、自然と親が"報酬をコントロールできる立場"になって、「あげる」も「取り上げる」も決めるのは親側。子どもからしたら、親の機嫌や判断次第で得られるものが変わるという状態ですね。

結果として、親と子の間に生まれるのは、『信頼関係』ではなく、『取引関係』になってしまうわけです。

そして、この取引型を続けると、次のようなことが子どもに起きやすくなると言われます。

1.「○○くれたら、やるよ」と条件交渉してくるようになったり、わがままがエスカレートしていく
2.報酬がないと動けなくなっていく
3.「歯磨きは虫歯予防のため」などの行動の本来の理由を理解できないまま育ってしまう

これらは、きっと僕たちは経験からわかっていることですよね。

と、まぁこんな淡々と取引型について説明しましたが、自分の行動に思い当たる節がありすぎて心が痛いです😅笑

自戒です。。

SECTION 2

世界の仕組み確認型の声かけとは?

では一方で、世界の仕組み確認型の声かけとは何か?ということですが、

世界の仕組み確認型の声かけは、

『その行動をすると、世界の中でどんなことが起きるかを、一緒に確認する声かけ』

のことです。

例えば、

「歯磨きしないと、寝てる間に虫歯ばい菌が増えて、歯が痛くなっちゃうよ」
「お片付けしておくと、次使うときにどこに行ったか探さないで済むね!」
「ごはん食べないと、お腹が空いて夜寝づらくなるよ」
「ピアノの練習今は大変って感じるかもしれないけど、上手に弾けるようになったらきっと楽しくなってくるよ!」

このような声かけですね。

と、こんな声かけの話をすると、

「はいはいそんな声かけね。うちの子はそんな甘い声かけじゃ1ミリも動かないですよ」

という声が聞こえてきそうですね。笑

それはほんとその通りです。

この声かけで子どもが思い通りに動いてくれたら苦労しません。

ただ、今回はそんな目の前の子どもを動かすテクニックの話をしているんではないんです。長期的な子どもの自立の話をしています。

その点だけはご理解いただいて、続きも聞いていただきたいんですが、世界の仕組み確認型の声かけは、今目の前の子どもが動くようになる声かけではありませんが、長期的には、自立の大事な積み上げになっていきます。

世界の仕組み確認型の声かけは『この行動をすると、こうなる』『この行動をしないと、こうなる』という、世界の中で実際に起きる自然な流れを伝えているシンプルな構造です。

例えば、「歯磨き」と「虫歯にならないこと」って本来ちゃんと繋がっているじゃないですか。「お片付け」と「次に物が探しやすくなること」もそう。後付けでくっつけたものではなく、世界に元々ある仕組みをそのまま見せているわけです。それが取引型との決定的な違いです。

この世界の仕組み確認型の声かけを意識的に多くしていくことで、

1つ1つの行動の本来の意味と理由を学んでいくことができます。

これは、誰の機嫌や判断に左右されることもない、普遍的な原則であり、これを理解して腑に落ちていくことが、後々の自立の土台となっていくわけです。

そして何より、世界の仕組み確認型の声かけは、親子の間で取引交渉が起きません。「虫歯にならないために歯磨きする」という事実は、親が交渉できる対象ではないですし、子どもも「もっと条件良くして」とは言えないですよね。

これが、『取引型の声かけ』と『世界の仕組み確認型の声かけ』の違いです。

ちなみに今回、取引型の声かけと世界の仕組み確認型の声かけをシーン別に60個の声かけ事例をまとめてみたので、もし必要な方がいたら、公式LINEのお友達追加をしていただいて「世界の仕組み」とメッセージを送ってくだされば、自動で送られてくるように設定しておきましたので、よかったら見てみてくださいね😊

 

→公式LINEはこちらから

ということで、だいぶじっくりめに解説してしまってすみません。。

SECTION 3

世界の仕組み確認型を実践する現実論

あと、これは僕個人の考え方ではありますが、取引型を完全にゼロにするのは難しいなって思ってます。

咄嗟に出ちゃうんですよね。

なおかつ、取引型の声かけで今動いてもらわないといけない時が正直あるなって思います。本当は良くないってわかってるんですけどね😅

なので、できる限りできる範囲で取引型の声かけを減らして、世界の仕組み確認型の声かけを心がけていく!

そんな意識でいいのかなと思ってます😌

SECTION 4

どうしても動けない子には・・・

ちなみにこれは、よく僕が子どもたちに使う手法でもあるんですが、世界の仕組み確認型の声かけでなかなか動けない子に関しては、実際その世界の仕組みの結果どうなるかを見せてあげるというのは一つの方法かもしれません。

例えば、

歯を全く磨かなかった人がどんな歯になるのかをネットで調べて一緒に見る
ピアノがすごく上手なプロの人のインタビュー動画とか、Vlog的な動画とかをYouTubeなどで探して一緒に見る

そういったことですね👍

やっぱりそれを続けた結果、あるいはそれをしなかった結果、どうなるのかというのがイメージできて腑に落ちるのは、すごく大事なことだなって思います!

場合によっては、自分以外の権威性のある第三者から伝えてもらうというのも有効ですね😊

虫歯であれば、歯医者さんからその怖さを伝えてもらうとか、ピアノだったら、ピアノの先生からピアノを弾けるようになった楽しさと上手になるまでにどんな努力をしたかを伝えてもらう。

親から子どもに伝えたり情報提供するよりも、第三者からの言葉の方が伝わりやすいケースも結構多いですよね!

ということで、以上、今回深ぼって考えてみた『自立する声かけとわがままになる声かけの違い』についてでした!

今回の件、もしかしたらいろいろ突っ込みどころがある内容だったかもしれませんので、何か思うところがあればよかったらコメントで教えてくださると嬉しいです😊

これについての完璧な実践はありませんから、できる限りできる範囲で皆さんと一緒に実践していければ嬉しいなと思います!

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