「目を離すと、上の子が下の子を叩いている…」「わざとおもちゃを取ったり、意地悪をしたりする」。きょうだいを育てている親御さんから、本当によくいただくお悩みです。
何度言ってもくり返されると、「どうしてこんなことをするの?」と悲しくなったり、つい強く叱ってしまったりしますよね。
そこで今回は、上の子が下の子に意地悪をしたり、手を出したりしてしまう原因を4つに分けて、それぞれに家庭でできる関わり方をまとめました。年齢や性別に関係なく使いやすい方法を選んでいるので、ご家庭に合う形にアレンジしながら読んでみてください。
この記事でわかること
- 上の子が下の子を叩く・意地悪をするときに考えられる4つの原因
- 嫉妬や「注目されたい」気持ちが原因のときの関わり方
- 叩いてしまったあとに使える「どうしたの?→共感→教える」の3ステップ
- 譲り合える心を育てる「幸せの三角関係」の声かけ
もくじ
上の子が下の子を叩くのは、めずらしいことではない
最初にお伝えしておきたいのは、上の子が下の子に意地悪をしてしまうのには、時期的なものもあるということです。
なので、「今すぐ絶対にやめさせないといけない!」と意気込みすぎないことも大切です。
とはいえ、毎日のように下の子が泣かされていたら、のんびり構えてなんていられないですよね。その気持ちもすごくわかります。
研究でわかっていること
アメリカのミシガン大学のヴォリング博士は、下のきょうだいが生まれたあとに、上の子の様子がどう変わるかを調べた30の研究をまとめて検討しました。
その結果、甘えや赤ちゃん返りが増えたという報告もあれば、身の回りのことが自分でできるようになったという報告もあり、変化の表れ方は一様ではありませんでした。また、多くの家庭にとって、下の子の誕生が「危機」と呼べるような出来事だという証拠はほとんど見られなかったと報告されています。
上の子の心が揺れるのは、新しい家族の形に慣れていく途中の、自然な反応のひとつとも言えます。だからこそ、叱ってやめさせるだけでなく、その裏にある気持ちに目を向けることが大切だと僕は感じています。
叩いている場面では、まず止める
この記事では、叱るよりも気持ちに目を向ける関わり方を中心にご紹介しますが、叩いている・物を投げているなど、下の子がケガをしそうな場面では、すぐに間に入って止めてください。
下の子の安全を守ったうえで、上の子が落ち着いてから、このあとご紹介する関わり方を試してみてください。
上の子が下の子に意地悪してしまう4つの原因
上の子が下の子に意地悪をしたり、手を出してしまったりする理由は、大きく次の4つがあると僕は考えています。
- 下の子への嫉妬親を取られたように感じて、下の子に気持ちが向いてしまう
- 注目されたい意地悪をすると親が反応してくれるので、気を引こうとしてしまう
- 自分の気持ちの表し方がわからない嫌なことがあったときに、どう伝えればいいかを知らない
- 譲り合う心がまだ育っていない物の取り合いや順番争いから、けんかや意地悪につながってしまう
このどれか、もしくはいくつかが重なって、結果として下の子への意地悪や手が出る行動として表れていることが多いと僕は考えています。
お子さんを見ながら「この子の場合はどれかな?」と考えてみるのはいいことです。ただ、原因を完全に見きわめるのはむずかしいので、あまり深く考えすぎずに、できそうなものから試してみるくらいの感じで大丈夫です。
TERUどれもすぐに成果が出るものではないと思います。
いくつか試してみて、お子さんに合うものが見つかったらラッキー、くらいの気持ちで取り組んでもらえたらうれしいです。
原因1:下の子への嫉妬
まず、この理由で下の子に意地悪をしてしまう子はとても多いと感じます。
下の子が生まれると、それまでひとり占めしていた親が、下の子につきっきりになりがちです。親としては上の子のことも大切にしているつもりでも、本人からすると、どうしても下の子ばかり優先されているように感じてしまうことがあるんです。
上の子が完全に納得できる対応をするのは、正直むずかしいです。それでも、できることとして次の2つがあります。
上の子とだけの時間を作ってあげる
1日の中で、ほかの家族にも協力してもらいながら、上の子と2人きりで過ごす時間を作ってみてください。
小さい子なら、ひざにのせて絵本を読んであげる。もう少し大きい子なら、シンプルに2人でおしゃべりをする。それだけでも十分です。
親と2人だけの時間を「特別だ」と感じる子は多いので、少し心が満たされて、下の子への意地悪が減ることもあります。短い時間でも大丈夫です。
子どもに100%注目する時間の作り方は、1日5分の「特別タイム」の記事も参考になると思います。
上の子を尊重する姿勢を見せる
もうひとつ、とても大切なのが「あなたのことも大事に思っているよ」と伝わる関わりです。具体的には、次のようなことができます。
上の子を尊重する3つの関わり
- 下の子のお世話の前に、上の子に声をかけるおむつを替えるときや授乳のときなど、下の子の対応をする前に「〇〇くん、今から△△ちゃんのおむつを替えるね」と、先に上の子に声をかけます。まだ小さくても、自分が大事にされていると感じやすくなることがあります
- 赤ちゃん返りや甘えを受け入れるイヤイヤ期や赤ちゃん返りの時期に、いつもは自分でできることを「やって!」と言ってくることもあります。そんなときは受け入れてあげると、心が満たされることがあります
- 上の子の意見を聞いてあげる年長さんや小学生くらいになったら、家族で出かける先をいくつかの候補から上の子に選んでもらう、「今日の夜ごはん、何がいい?」とリクエストを聞くなど、日々のちょっとした決めごとを上の子に任せてみてください
下の子のお世話の前に上の子へひと声かける工夫は、兄弟喧嘩を減らす2つの習慣の記事でもご紹介しています。
原因2:注目されたい
これは嫉妬にも近いのですが、下の子を叩いたり、意地悪をしたりすることで、親に注目してほしいというケースもあります。
こういう場合、叱られても全然へっちゃら、という態度をとる子が多いです。叱られること自体が、ある意味「かまってもらえた」になっているのかもしれません。
よくない行動には反応を控え、よい行動に反応する
子どもにとっては、ほめられることも叱られることも、いつもと違う親の反応という意味では同じように刺激になることがあります。
そうすると「またあの反応が見たい」と無意識のうちに感じて、叱られた原因の行動をくり返してしまうことがあるんです。だとすると、さらに強く叱るのは、子どもが求めている反応をもっとあげてしまうことになり、逆効果になりやすいのがわかると思います。
なので、このタイプの意地悪には、親が大きく反応しないという対応が助けになることがあります。下の子に意地悪をしても、いつもの「こらー!」がないと、子どもは「あれ?」と思います。
そして、意地悪をやめたときに「自分でやめられたね」と明るく声をかけてあげます。すると今度は、意地悪をやめたら親が反応してくれた、という経験になります。よくない行動には反応を控え、よい行動に反応する。親の関わり方をこう変えていくと、意地悪が減っていくこともあります。
「反応しない」は「放っておく」ではない
反応を控えるのは、口うるさく叱り続けない、という意味です。叩いているときや危ないときは、大きな声を出さずに淡々と間に入って止め、下の子を守ってください。泣いていたら、なぐさめてあげることも必要です。
根っこにあるのは「さみしい」気持ち
ひとつ覚えておいてほしいのは、悪い行動で親の気を引こうとする子の根っこには、「さみしい」という気持ちがあることが多い、ということです。
なので、本当の意味での対応は、日ごろの関わりを通して子どもの心を満たしてあげることです。子どもの話をちゃんと聞く、抱っこや手をつなぐなどのスキンシップをとる。そういった毎日の関わりを、少しずつ見直してみてください。
TERU「反応しない」はあくまでその場の対応で、根本は「心を満たすこと」です。
とはいえ、下の子のお世話でいっぱいいっぱいのときに、上の子の心まで満たすのは本当に大変ですよね。できる限り、できる範囲で。それで十分だと僕は思っています。
原因3:自分の気持ちの表し方がわからない
これは、比較的年齢の低い、小学生くらいまでの子に多いケースです。
下の子と一緒に過ごしていると、嫌な思いをすることや、急にちょっかいを出されてびっくりすることもあります。そんなときに、どう対応したらいいのかを、そもそも知らないということもよくあります。
どう気持ちを表せばいいかわからないから、いちばん手っ取り早い「叩く」「下の子の物を取る」といった行動になってしまう。それが親から見ると、意地悪や問題行動に見えてしまうんですね。
いきなり怒らずに、「普通に教える」
そんなときは、いきなり怒るのではなく、普通に教えることを大事にしてあげてください。たとえば「嫌なことがあったら、まず『嫌』って言葉で言おうね」と、落ち着いて伝えるイメージです。
悪いことをしたら怒るのではなく、悪いことをしたら、どうしたらよかったのかを教える。これをくり返していくほうが、よい行動が少しずつ増えていきやすいと、僕は子どもたちと関わるなかで感じています。

叩いてしまったあとの3ステップ
普通に伝えるだけでもいいのですが、もう少し丁寧にするなら、次の3つのステップを意識してみてください。
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ステップ1「どうしたの?」と聞く
頭ごなしに怒るのではなく、まずは「どうしたの?」とやさしく聞いてみます。そうすると、上の子なりに何があったのかを話してくれることが多いです。
叩いてしまった行動の裏にある、嫌な思いをしたことなども含めて、何があったのかが見えてきます。決めつけずに最後まで聞くことが大切です。ここを取り違えると、対応すればするほど「ママ(パパ)は何もわかってくれない」と、さみしい思いをさせてしまうこともあります。この「まずは聞く」姿勢は、年齢が上がるほど大切になっていきます。
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ステップ2嫌だった気持ちに共感する
話を聞けたら、次はその嫌だった気持ちに共感します。叩いたことをよしとするのではなく、気持ちのほうに寄り添うのがポイントです。
大人そっか、せっかく作ったブロックを崩されて嫌だったんだね。
子どもうん…。
大人嫌だったから、叩いちゃったんだね。
気持ちを受け止めてもらえると、子どもは「わかってもらえた」と感じて、そのあとの親の言葉を受け入れやすくなることが多いです。
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ステップ3教える、または一緒に考える
最後に、次はどうしてほしいのかを伝えます。小さい子なら「次は『嫌』って言葉で伝えようね」「一緒に使えるものは、一緒に使おうね」のように、具体的な行動を教えてあげます。何を伝えるかは場面によって変わります。
どうすればよかったかを考えられる年齢、早い子だと年長さんくらいからは、「こんなとき、どうしたらいいと思う?」「次はどうしたらいいかな?」と聞いて、一緒に考えてみてください。
このやりとりを重ねることで、少しずつ、よい行動の種をまいていくことができます。もちろん、1回でできるようになるわけではありません。また同じことがあっても、何度でもくり返していくつもりで付き合ってあげてください。
叱るときに気をつけたいことは、子どもの叱り方の記事にもまとめています。
原因4:譲り合う心がまだ育っていない
最後の4つ目がこれです。きょうだいげんかのかなりの部分は、物の取り合いや、どっちが先にやるか、どこに座るかなど、譲り合いができないことから始まっているのではないかと僕は感じています。
6歳ごろまでは、譲り合いがむずかしいのは自然なこと
大前提として、6歳ごろまでの子どもに、完璧な譲り合いを求めるのはむずかしいことです。その理由のひとつが「公正観」の発達です。公正観とは、お菓子を分けたり順番を決めたりするときに、みんなが納得するにはどうしたらいいかを考える力のことです。
アメリカの心理学者デーモンは、この公正観が段階を追って育っていくと考えました。最初は「それが欲しいから」と自分の欲求をそのまま主張し、次に「女の子だから」「いちばん小さいから」のように、見た目や性別などを理由にしながら、やはり自分の欲求を主張する段階に進みます。その次に、「みんな同じだけもらうべき」と、厳密な平等にこだわる段階がやってきます。
研究でわかっていること
当時筑波大学の渡辺弥生さんは、デーモンの方法を日本の子どもに合わせて、茨城県の幼稚園・小学校と大阪府の幼稚園の、4〜9歳の子ども227人に、分け方についてのお話を使った面接を行いました。
その結果、4歳・5歳では半数以上が、欲求を中心にした分け方の段階でした。6歳になると、「みんな同じだけ」という厳密な平等を主張する段階の子が44%に増えていました。年齢が上がるにつれて段階が上がっていくことも確かめられています。なお、この研究はお話の中での分け方とその理由を聞いたもので、実際の場面で譲れるかどうかを調べたものではありません。
個人差はありますが、大人の感覚で「この場合は〇〇ちゃんが先だよね」と言われても、すんなり納得できる子は多くありません。6歳ごろまで、子どもによってはもう少し大きくなるまでは、譲り合いがうまくできなくても仕方がないことだと考えておくと、親の気持ちも少し楽になると思います。
なので、ここでご紹介するのは、今すぐ完璧に譲れるようになる方法ではなく、あとあと譲り合える人に育っていくための関わり方です。
譲れるようになるには、「力」と「心」の両方が必要
譲り合いができるようになるには、いろいろな力がかかわっています。相手の言い分を聞く力や理解する力、「どうぞ」と伝える言葉の力、今の状況を少し引いて見る力などです。これらは、年齢が上がるにつれて少しずつ育っていきます。
ところが、こうした力が育ってきても、なかなか譲れない子もいます。それは、譲ろうという「心」の準備ができていないからだと僕は考えています。力があっても、心が「譲りたい」と思える状態でなければ、譲ることはむずかしいんです。
この心を育てるために大切なのは、「思いやりを育てる」のような漠然としたことではなく、譲ったらうれしかったという経験をくり返して、「譲りたい」と思いやすくなる癖をつけてあげることです。
譲れたときに作る「幸せの三角関係」
そのために僕がおすすめしているのが、「幸せの三角関係」を作ることです。親と子ども、そしてもう1人(きょうだいでも、お友だちでも、家族の誰かでも大丈夫です)の3人で作ります。
使うのは、子どもが何かを「どうぞ」できたときや、何かを貸してあげられたときです。自分から譲れなくても、親が声をかけて譲れた場合でもかまいません。
たとえば、お兄ちゃんが弟におもちゃを貸してあげたとします。「ありがとう」「さすがお兄ちゃんだね」と声をかけることが多いと思いますが、幸せの三角関係では、次の3つの声かけをします。
幸せの三角関係を作る3つの声かけ
- 「どうぞ」した子をほめるまずは貸してあげられたお兄ちゃんに「やさしいね」「ありがとう」と声をかけます。小さい子なら、頭をなでてあげると気持ちが伝わりやすくなります
- 「どうぞ」された子に「よかったね」と言う次に、貸してもらえた弟に「よかったね!」「うれしいね!」と声をかけます。お兄ちゃんは、自分のしたことで相手が喜んでいることを、はっきり感じやすくなります
- 親の気持ちをIメッセージで伝える最後に、お兄ちゃんに「人にどうぞができるお兄ちゃんで、お母さん(お父さん)とってもうれしいな」のように、「私は」を主語にして親のうれしい気持ちを伝えます
2つ目の声かけが、とても大事なところです。譲ることの本当のよさは、親にほめてもらえることではなく、相手が喜んでくれて、お互いにやさしい気持ちになれることにあります。それに気づけるように、譲られた側の気持ちを言葉にしてあげるんですね。
そして3つ目で、幸せの三角関係が完成します。幼児期の子どもにとって、親の言葉の影響はとても大きいものです。自分のしたことで親が喜んでくれるのは、子どもにとって本当にうれしいことなので、ここも忘れずに伝えてあげてください。Iメッセージについては、Iメッセージの声かけの記事でくわしく紹介しています。
お兄ちゃんもうれしい、弟もうれしい、親もうれしい。みんながうれしい状態を、親の言葉で作ってあげるのが幸せの三角関係です。「自分のしたことで、こんなに喜んでもらえるんだ」という経験をくり返すことで、また誰かに譲りたいと思いやすくなっていくと僕は考えています。

TERU気質的に、こんなことをしなくても自然に譲れる子もいます。
でも、譲るのに苦労している子には、ただほめるだけで終わらせずに、この三角関係を意識して作ってあげてほしいなと思っています。
いろいろな場面で使える
幸せの三角関係は、きょうだいの間だけでなく、いろいろな場面で使えます。
たとえば、子どもがお父さんに自分の食べているものを分けてあげたとき。お父さんが「ありがとう」と伝えたあとに、お母さんが「お父さん、よかったね」と声をかけ、子どもにはお母さんのうれしい気持ちを伝える。これでも三角関係は作れます。
お友だちと遊んでいるときに、お友だちへ直接「よかったね」と言うのが少し不自然な場合は、「〇〇ちゃん、貸してもらえてとってもうれしそうだね」と、わが子に向けて伝えてあげれば大丈夫です。
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今日のポイント
- 上の子が下の子を叩く・意地悪をするのには時期的なものもあるので、意気込みすぎない
- 叩いているときはまず止めて下の子を守り、上の子が落ち着いてから関わる
- 嫉妬が原因なら、上の子とだけの時間と、上の子を尊重する関わりを
- 注目されたいなら、よくない行動には反応を控え、よい行動に反応する。根っこの「さみしい」も満たしていく
- 気持ちの表し方がわからないなら、「どうしたの?→共感→教える」で普通に教える
- 譲り合いは6歳ごろまではむずかしいのが自然なこと。「幸せの三角関係」で譲りたい心を育てる
よくある質問
上の子が下の子を叩くのは、いつまで続くの?
個人差がとても大きいので、何歳までとは言えません。上の子の心が満たされてきたり、気持ちを言葉で伝えられるようになったりするにつれて、少しずつ落ち着いていくことが多いと感じています。譲り合いについては、6歳ごろまではうまくできなくても自然なことです。下の子へのケガが心配なほど激しい状態が続くときや、親がつらいときは、ひとりで抱え込まずに、かかりつけの小児科や地域の保健センター、子育ての相談窓口などに相談してみてください。
叩いた上の子は、きつく叱ったほうがいい?
危ないときはすぐに止めることが大前提ですが、頭ごなしに強く叱るより、落ち着いてから「どうしたの?」と聞き、嫌だった気持ちに共感したうえで、次はどうしたらいいかを教えるほうが、よい行動が増えやすいと僕は考えています。注目されたい気持ちから意地悪をしている子の場合は、強く叱ることがかえって逆効果になることもあります。
下の子が先にちょっかいを出しているときは?
下の子にちょっかいを出されて、びっくりしたり嫌だったりして手が出てしまうことはよくあります。その場合も、まず上の子に「どうしたの?」と聞いて、「〇〇されて嫌だったんだね」と気持ちに共感してあげてください。そのうえで、叩くのではなく「嫌」と言葉で伝える方法を教えていきます。上の子の言い分を最後まで聞いてもらえるだけで、気持ちが落ち着く子もいます。
4つの原因のどれに当てはまるかわからないときは?
原因を完全に見きわめるのはむずかしいですし、いくつかが重なっていることもよくあります。「上の子とだけの時間を作ってあげる」や「叩いてしまったあとの3ステップ」など、できそうなものからひとつ試してみてください。

この記事を書いた人TERU幼児教育講師/子育て勉強会TERU 代表
幼児教室で、たくさんの親子と関わってきた幼児教育講師。YouTube「子育て勉強会TERUch」(登録者 約13万人)で、子どもの発達や関わり方を研究の知見とあわせて発信しています。Yahoo!ニュース エキスパートとしても活動中。3〜8歳向けの「TERU先生の動画教室」や、オリジナルのひらがな・カタカナ教材も手がけています。
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参考文献
※この記事は一般的な子育て情報としてまとめたものです。お子さんの心や体の状態で心配なことがあるときは、医師や専門機関にご相談ください。



