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「ママ!お兄ちゃんが僕のおもちゃ壊した!」
「先にちょっかい出してきたのはそっちじゃん!」
毎日毎日こういうやり取りが続く兄弟喧嘩。本当に日々疲弊しますよね。。
今日はそんな兄弟喧嘩をテーマに、僕がサポートさせてもらっていたご家庭の実例をお話しさせてください。
ある2つのことで、兄弟喧嘩問題がだいぶ改善した実例なので、どなたかのお役に立てればという思いで、心を込めてお話しさせていただきます!
ご相談いただいたご家庭の話
ご相談いただいたのは、5歳と7歳の男の子のご兄弟がいるご家庭でした。
毎日のように兄弟喧嘩が起きていて、親御さんとしては本当に疲弊し切っている状態。
そんな中で僕に「TERU先生、私はどうしたらいいでしょうか?😭」とご相談をいただいたんですよね。
それで、いろいろお話を聞いていく中で、僕がそのご家庭でやってもらったことが、大きく2つあります。
今日はその2つをご紹介させてください。
やってもらったこと①ジャッジをしない
これは兄弟喧嘩の対応方法として言われ尽くされていることかもしれないのですが、
これまでその親御さんは、兄弟喧嘩が起こるたびに、
というふうに、ちゃんと事実関係を確認して、どっちが悪いのかをジャッジして、子どもの行動を改善しようと頑張っていました。
「子どもの行動をちゃんと正してあげなきゃ」
「善悪を理解してちゃんと謝れる人間に育ててあげないと」
そんな気持ちから、しっかりと関わっていたのだと思いますが、僕の経験上、兄弟喧嘩において、親がジャッジをすると、やっぱりうまくいかないことが多いんですよね。
なぜかと言うと、
ジャッジをすると、ジャッジで負けてしまった側が、
そんな感情が膨れてしまい、結果として、相手により嫌な感情が芽生え、さらに相手を攻撃するようになっていく、ということが本当によく起こるんです。
なので、その親御さんにも、
「一旦、兄弟喧嘩のジャッジをやめてみませんか?」
という提案をさせてもらいました。
もちろん、危険なこととか、相手が怪我をしそうな時はちゃんと止める。それ以外のジャッジは、一旦やめてみましょうという線引きで関わってもらったのですが、
具体的には、こんな関わり方をやってもらいました。
まず、兄弟喧嘩が始まったら、ジャッジに入る代わりに、
と声をかけて、物理的に距離を取らせる。
これは、二人を引き離して頭を冷やしてもらうのが目的なので、別々の部屋に行ってもらって、5分間しっかり距離を置きます。
車の中とか外出先で、どうしても物理的に離れられない場面では、
と声をかけて、しばらく話したり音を立てたりしない時間を作ってもらう。
無言タイムって、最初は子どもも戸惑うんですけど、慣れてくると、これだけで一旦頭がクールダウンされるんですよね。
そして、子どもたちが落ち着いたら、ここからがポイントなんですけど、
ということをやってもらいます。
ここで大事なのが、二人を並べて両方の話を聞かないことですね。並べてしまうと、結局親が裁判官のポジションに戻ってしまうので、必ず一人ずつ、別々の場所で話を聞く。
そして、子どもが話してくれたことに対しては、
「そうか、あのおもちゃは昨日やっと完成させたやつだったんだね。それは悔しかったよね」
というふうに、ただ事実と感情を受け止めるだけ。
ということを頑張ってもらいました。
「○○くんも悪かったよね」とか「お兄ちゃんなんだから我慢しようね」とか、そういうジャッジを含む言葉は一切使わないで、その子の話を聞いて、気持ちに寄り添うだけ。
最初、その親御さんも上手くできるか不安もあったようですが、
別々の部屋に行くことについては、「お母さんがちゃんと一人ずつからお話を聞きたいから」ということを丁寧に説明したら二人とも納得してくれたそうで、喧嘩したときに軽く促すだけで、別の部屋に行けるようになったそうです!
やってもらったこと②今ある時間を活かして、一人一人と向き合う時間を作る
この2つ目が、この親御さんにとっては良い発想の転換になったそうなのですが、
面談で、お子さんの様子などを伺っている中で、
と感じたんですよね。
これは僕がいろんなご家庭を見させていただいてきた中でも思うことなんですけど、兄弟喧嘩の背景には、こういう兄弟がお互いを比較して起こる感情が関係しているケースは結構あります。
なので最初、「お子さん一人一人と関わる時間を、どうやったら作れるか?」と、一緒に考えてみたんです。
ただ、その親御さん的には、
「正直、個別の時間を取るの難しいんですよねぇ」と感じていました。
よく、兄弟子育ての大事な関わり方として、「一人一人と個別に向き合う時間を取りましょう!」ってよく言われると思うんですけど、現実問題として、
そんなご家庭、本当に多いと思います。
そのご家庭もまさにそういう状況で、最初は「やっぱり無理だと思います😭」という結論になりかけたんですけど、
もう少し深掘っていく中で、僕が一つ気づいたのが、
そのご家庭は、家族みんなで一緒に過ごす時間をとても大事にされているご家庭だったということです。
休日はみんなで一緒にお出かけ。みんなで一緒にご飯。みんなで一緒に遊ぶ。
『家族みんなで』ということに、すごく愛情を込めてこだわっていたご家庭だったんですよね。
それ自体は素敵なことなんですけど、
「ここの考え方をちょっとだけ外してみませんか?」
というアドバイスをさせてもらいました。
具体的に何をしたかと言うと、
ということをやってもらったんです。
例えば、休日にスーパーへ買い物に行く時。
これまでは家族4人で一緒に売り場を回っていたのを、
に分けて、それぞれ違う売り場を担当する。
公園に行く時も、これまでは家族みんなで一緒に遊んでいたのを、
遊園地に行ったときも、
でそれぞれお子さんの好きなところに行く。
寝る前の時間も、
みたいに、別の部屋で別々の時間を作る。もちろん組み合わせは毎回変わります!
これって、新しく時間を作っているわけじゃないんですよね。今までもあった家族の時間の『中身』を、ちょっとグループ分けしてみただけ。
ただ、こうすることで、
という、特別な時間として満たされる部分があるのではと思い提案させてもらいました!
結果
この2つをやってみた結果、
とおっしゃっていました!
もちろん完全に喧嘩がなくなったわけではないんですけど、頻度も温度感も明らかに下がっていって、親御さんとしてもだいぶ楽になった様子でした🥹
僕としては、特に2つ目の『家族行動をグループ分けする』という発想は、その親御さんにも『確かに!その発想はなかったです』と気づきの多いお話だったみたいで。
改めて、
ということを、感じさせてもらった事例でした。
補足
ちなみに、今回のお話、
『パパと○○』『ママと○○』というグループ分けが前提のお話になっているんですけど、
ワンオペで休日もご主人が一緒に動いてくれないご家庭とか、シングルのご家庭でそもそも分担する構造が作れなかったり、お子さんがパパと二人は嫌!となってしまうご家庭も一定いらっしゃるので、どのご家庭にもできる話ではないなと、申し訳なく感じているのですが、
ただ、1つ目の『ジャッジをしない』というところだけでも、参考にしていただけたら嬉しいなと思います!
今日のお話が、もし兄弟喧嘩で疲れ果てている親御さんの少しの発想の転換のヒントになれば嬉しいなと思います😊