「やり抜く力が将来にすごく大事と聞いたんですが、親が子どものためにできることはありますか?」
これに関しては、最近の研究からわかっていることがあります!
やり抜く力は、一応非認知能力の中でも、将来の成功に大きな影響がある1つだと言われるので、解説していきますね!
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1~9歳【研究でわかった】子どもが諦めずにやり抜くことができるようになる4つの親の関わり方 / 子育て勉強会TERUchより【目次】
- やり抜く力を育むプログラム
- いえ・・・
- 実践する上で大切なこと
- とても忙しいですよね。
- 【まとめ】「やり抜く力」を育む、親の関わり方
やり抜く力を育むプログラム
これはイギリスの経済学者であるスール・アラン教授が研究開発して、学校教育の中で先生がやっていることによって、やり抜き力が育むことが実証されているプログラムなのですが、次の4つを意識して子どもと関わり、ことで子どものやり抜き力に良い影響があると考えています。
結論として、先生が子どもたちに声をかけたとき、いろんな切り口で次の4つを繰り返します。
- 目標を設定することが重要なことを伝える
- 目標達成するためには努力が大切だと伝える
- 失敗や挫折を建設的に考えることが重要だと伝える
- 人間の能力は一時的に生まれたつきの能力ではなく努力によって変えられることを伝える
この4つ。これを日々の中の色々なシーンで伝えていきます。 あるいは、気づいてあげる。これを続けることによって、やり抜く力が育まれていくということですね。
いえ・・・
いえこれを伝え続けるのが難しいんですよね。
この研究の学校の先生も、日々忙しい中での実践だったと思いますが、第三者からの言葉である時点で、親からの言葉よりは何分か捉えやすい構造だと思います。
通常、親御さんは基本は、限りなくできる範囲の中で今の4つの関わりを実践して受け止めると良いとは思いますが、1つだけ私から伝えたいことがあります。
実践する上で大切なこと
それは、見た「考え方」のようなものは
『何かあったから伝えるのではなく何もない時に伝えるのが大事』
親目線で言うと、例えば目標の大事さは、目標設定をした方が良いと感じたときに伝えたくなったり、失敗や挫折を建設的に考えたり、皆さんが実際に失敗した時に伝えたくなるものです。
しかし、それらが予測している場面は、実は子どもが一番親の言葉を受け取るタイミングが短かった。
失敗をした時、子どもは感情が高ぶっていたり、嫌な気持ちであることが多い、そんな中、「失敗から見て次に生きかす大事」なんて言われても受け入れられないものです。
目標設定するときも、目標は人にとって負担がかかるものもあって、子どもはプレッシャーやめんどくさ感じていたり、あとは、親が目標を自分をコントロールしようとしているという雰囲気を感じていることもあって、そんな中で目標の大切さを伝えても、それも受け止めづらかったわけです。
だから
『何かあったから伝えるのではなく何もないときに伝えるのが大事』なんです。
何でもない親子の意見のない時間の中で、例えば
「今日、お父さんの仕事の仲間とみんなで、こんな目標を立てたんだ。目標を立てることで、やることがハッキリして、みんなで力を合わせやすいんだよねぇ」と伝えたり、
「この前読んでた本に書いてあったんだけどさ、目標を作ってそこに向かおうと思ってパワーが生まれて、成長できたり、成果を出しやすかったんだって!」と伝えたり、
「〇〇ちゃん、今お父さん、会社の仲間と目標について考えてるんだけどさ、〇〇ちゃんは目標ってなんのためにあると思う?」と一緒に考えて考えても良いかもしれませんね!
こんな感じで、当事者がいないからこそフラットに言葉を受け入れられることは多々あるので、できる限りで、皆さんと実践していけると嬉しいなと思います
忙しいですよね。
と、色々と話してきましたが、ちょっとそんなこと伝えられてないってご家庭がほとんどだと思いますし、何でもない時に伝えても、親子だからこそ子供に響かなかったり、伝え方のバリエーションが無くて「なんか同じようなことしか伝えられない」ということも多いと思います。
だから、それを助けるために、僕が運営する皆さんがオンラインで学べるTERU先生の動画教室では、今の4つを様々なバリエーションや切り口で伝えていくことができるコンテンツをどんどん増やしています!
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【まとめ】「やり抜く力」を育む、親の関わり方
今回は、子どもの「やり抜く力」を科学的に育む方法について解説しました。
- やり抜く力は「目標設定」「努力の重要性」「失敗の捉え方」「成長できるという信念」の4つを伝えて育てられます。
- しかし、これらの重要な考え方を伝える上で最も大切なのは「タイミング」である。
- 出来事が失敗した直後や目標設定の最中など、感情的・敏感になっている時ではなく、何でもない穏やかな時間に伝えたほうが、心に届きやすい。
- 親自身の話や、本で読んだ話として、日常会話の中でサラっと伝えていくのが効果的。
ということで、以上、子どものやり遂げる力を育てる方法に関して私が伝えた内容です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
幼児教育講師TERUでした。