「天才」は作れる?子どもの可能性を伸ばす家庭の共通点とは|子育て勉強会TERU

「天才」は作れる?子どもの可能性を伸ばす家庭の共通点とは|子育て勉強会TERU

幼児教育講師のTERUです。

「子どもが天才に育つ家庭の特徴ってありますか?」

たまーにこのようなご質問をいただきます。いつも「すごい質問だな」と思ってしまうのですが、私はそう聞けると、

「『成長マインドセット』になる関わり方を意識されているご家庭ですかね」

今回は、それに関する重要な2つの研究を取り上げながら、ご家庭でできる具体的な実践方法まで解説していきますね!

この内容を動画(YouTube)で見たい方はこちら

子どもの成長に最強な習い事と、習い事なしでも脳を育てる方法 / 子育て勉強会TERUchより

【目次】

  1. 硬直マインドセット・成長マインドセットとは?
  2. 討論の決断2つの重要な研究
  3. 家庭でできる!成長マインドセットを育む2つの関わり方
  4. 【まとめ】「天才」への第一歩は思考の習慣から

硬直マインドセット・成長マインドセットとは?

まず、「硬い直マインドセット」とは、簡単に言うと『生まれつきの知能が全てだと信じる思考の傾向』のことです。

その反対が「成長マインドセット」で、これは『知性や能力は努力によって身につくと信じる思考の傾向』を向きます。

この「成長マインドセット」を育むことが、あらゆる能力を上達させ、結果的に「天才」と呼ばれるような成果につながると僕は考えています。

討論の決断2つの重要な研究

このマインドセットを理解する上で、スタンフォード大学で行われた重要な研究が2つあります。

研究1:褒め言葉で挑戦に差が出る調査

小学5年生約120人を2つのグループに分け、IQテストを行いました。 片方のグループには「頭がいいね」と伝え、もう一方には「頑張ってだんだね」と伝えました。

結果、努力をほめられた子どもは、その後も難しいテストに挑戦し、高く評価し続けた検討、頭の良さをほめられた子どもは簡単、テストを選ぶがり、問題があれば自信を持って、量を増やす傾向まで見られたそうです。

研究2:1歳からの関わりを7歳まで追跡調査

研究者が58の家庭を2年間追跡し、親が子どもを褒める言葉を記録しました。(親には、言語発達の研究だと伝え、褒め言葉の研究であることは伏せられました)

調査開始当時1歳だった子どもたちが7〜8歳になった時、挑戦などを調査したところ、1歳の頃から「プロセス(過程)」をよく褒められていた子どもが、最も挑戦を好み、「成長マインドセット」が育っていたことがわかりました。

家庭でできる!成長マインドセットを育む2つの関わり方

では、具体的に私たちができることは何でしょうか。 きっと「結果より過程や努力を褒める」はもう褒めタコくらい聞いていることだと思います。

例、

  • 「いい子だね!」を「〇〇を頑張ってくれてありがとう!」とワクワクする
  • 「100点すごい!」を「100点だね!そうだ今週のテスト勉強をコツコツやってたもんね!」とワクワクする
  • 「わ!上手に描けたね!」を「わ!色々な色を使って工夫して描いたのが伝わる素敵な絵だね!」とワクワクする

これらはもちろん大事という前提で、今回はちょっと違う視点で2つの関わり方をご紹介したいと思います!

1) 他人の「努力の過程」を見える化する

皆さんに憧れのスポーツ選手がいるとします。 彼らが見るのは、ホームランを打つような「結果」の姿がほとんどです。

そこで大人が、その選手の練習風景の動画、過去の努力を語るやインタビューなどを見つけて、一緒に見たいです。

これは親自身の体験談でも、漫画の登場人物でもありません。 ワンピースのルフィが2年間修行して強くなる話について会話しながら、

「最初から誰にも負けない人なんていないんだね。努力するから成長できるんだね」

と親子で話すことで、成長マインドセットの土台が作られます。

2) 「結果」と「行動」の起こった関係を言葉にする

「結果を褒めてはいけない」わけではありません。

「100点すごいね!」だけで終わらず

「100点すごい!今週コツコツ勉強してたもんね!」と付け加えました。

「上手に描けたね!」だけじゃなくて、

「色々な色を使って工夫したのが伝わる素敵な絵ですね!」と伝えます。

この「起こる関係を言葉にする」習慣は、褒めるとき以外に大切なことです。

される番組クイズを見ながら「あの人、きっとかなり努力して勉強したんだね。何でも答えたね」とつぶやいたり、昔のアルバムを見ながら「この時はまだ自転車に乗れなかったけど、毎日練習したから乗れるようになったよね」と振り返ったり。

今後の日々の細やかな声掛けが、お子様の成長マインドセットを力強く育んでいきます。

【まとめ】「天才」への第一歩は思考の習慣から

今回は、子どもの可能性を最大限に引き出す「成長マインドセット」についてご紹介しました。

  • 「才能は生まれつき」と考える硬直マインドセットではなく、「能力は努力で伸びる」と考える成長マインドセットが重要です。
  • 「頭がいい」と褒めるより「よく頑張った」とプロセスを褒めるほうが、子どもの挑戦を育む。
  • 誰かの努力の過程を見える化し、「結果」と「行動」の起こった関係を言葉にして伝えることが、成長マインドセットを育む。

ぜひできる限りできる範囲で、実践してみてほしいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
幼児教育講師TERUでした。

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