「子どもがあった後、いけなかったかを『すぐに教えないほうが良い』って本当ですか?」
これは結論から言うと、本当です。不安の脳の仕組みから考えると、よく理解できると思いますので、今回はその理由を解説していきますね!
この内容を動画(YouTube)で見たい方はこちら
【絶対やめて】子どものしつけ。重要な事実と親の関わり方 / 子育て勉強会TERUchより【目次】
- 「すぐ」に言ってはいけないのか?
- ゆっくりの心が落ち着く3つのクールダウン方法
- 【まとめ】教える前に、まずはクールダウン
「すぐ」に言ってはいけないのか?
人の脳は、大まかに左脳が「理性」、右脳が「感情」を担っています。
そのタイミングで「いけなかったか」を教えても、脳が受け入れられなくなってしまったため、正しくできません。
親が「わかった?」と聞いて子どもが「わかった!」と答えても、感情状態では、ただその場を考えるために黙っているだけのことが多いです。
そうですね、「すぐに伝えないほうがいい」の「すぐに」とは、「子どもがまだ感情的にしている最中」を注意します。
ゆっくりの心が落ち着く3つのクールダウン方法
では、子どもが感情的になっている時、どうすればクールダウンさせられるのでよろしくお願いします。
1) 親の意見を先に言う、子どもの意見を聞く
感情的になっている時には親から意見や対話をされると、子どもの脳はそれを「客観」と認識し、警報装置である「扁桃体(へんとうたい)」が刺激され、余計にヒートアップしてしまいます。
2) 抱きしめるなどの身体的な関わりをする
抱きしめたり、背中を撫でたりして心地よい身体的な接触は、脳から「オキシシント」という安心ホルモンを分泌させ、扁桃体の興奮を鎮めてくれます。
また、優しい刺激は体のリラックススイッチである「副交感神経」をオンにし、心拍数や呼吸を落ち着かせ、強制的にリラックスモードに移行します。
3) 場所を変える
この感情の引き金となる視覚情報が脳を刺激し続けるため、その場から離れて場所を変えるだけで、クールダウンしやすくなります。
【まとめ】教える前に、まずはクールダウン
今回は、叱る・教える前のクールダウンの重要性についてお話しました。
- 感情的になっている子どもの脳は、合理的な話は受け入れられない。
- 「すぐ教えない」とは「感情が落ち着くまで待つ」ということ。
- クールダウンには「最後まで聞く」「身体の接触」「場所を変える」が効果的です。
では、クールダウンした後にどう教えれば効果的なのか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
幼児教育講師TERUでした。