幼児教育講師のTERUです。
「子育てをする上で絶対にしておいた方がいい勉強ってありますか?」
これはよく聞かれる質問ですね。
あります!
結論
『子どもの成長に合わせた発達心理の勉強』です。
▼目次
- 発達心理学とは?
- 知らないとどうなる?
- オススメの書籍は?
- 子育てをしていると抜けがちだけど超重要なこと
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①発達心理学とは?
自分の子育てに自信が持てなかったり、今のままで大丈夫と思えない時、多くの場合、子どもの姿を見て、何かしらの不安を感じる時だと思います。
子どもの困った行動や、親が思い描くこうなってほしいとかけ離れた姿や、周りの同級生と比べて劣っている部分やできないこと。そういった姿を見て、自分の育て方が良くないのではないか、もっと他にしたほうが良いことがあるのではないのか、このままではいけないのではないのかと考えてしまうものです。
そうならないための最も土台となるのが発達心理学について学ぶことだと僕は考えています。
発達心理学とは、人が一生を通じて、心と体がどのように成長と変化していくのかを研究する学問です。乳幼児期から老年期まで、身体的、認知、情緒、社会的な発達を、どのように時間経過とともに変化していくのかを明らかにすることを目的としています。
難しい言い方をしましたが、つまりは、その時期、その時期の子どもには何が起こるのか、どういう気持ちが芽生えやすいのか、どんな行動を取りやすいのか、そしてそれらがなぜ起こるのか?を知ることができるのが発達心理学です。
②知らないとどうなる?
発達心理を知らないことで、どんなことが起こるかというと、結論『親の期待と子どもの現実のミスマッチ』が起こりやすくなります。これが親子共に苦しめてしまっている原因になっていることがすごく多いです。
本当はまだその時期では難しいことを大人側が求めてしまっていたり、あるいは、その時期にはそうなってしょうがないことなのに、過剰に大人側が反応して問題視しすぎてしまう。こういったミスマッチによって、本当はしなくていい不毛な親子のやりとりが繰り広げられてしまったり、結果として親御さん自身が自分の子育てを責めることにつながってしまったりするわけです。
なので、僕は発達心理を学ぶ習慣を皆さんと大切にして行けたら嬉しいなと思っています。
③オススメの書籍は?
ただ難しく考えなくてOKです。発達心理学に関してはわかりやすい書籍が多数あるので、それを普通に読んでみる。1日1ページでも習慣にして続ける。そんな感じで十分です。僕のオススメは、
- 林 洋一先生の『最新図解 よくわかる発達心理学』
- 渡辺 弥生先生の『完全カラー図解 よくわかる発達心理学』
ここら辺がすごく読みやすくていいと思います。きっと、子育てを勉強している人であれば、当たり前なことばかりかもしれません。でも、その当たり前がすごく大事なんです。
④子育てをしていると抜けがちだけど超重要なこと
僕たちは、日々子育てを学ぼうと思った時、子どものためにさらにどんなことをしたら良いのか、どんな教育法があるのか、どんな環境を作ってあげるのが良いのかなど、「すべきこと」についての情報を収集しがちです。
そうやって何をしてあげたらいいかを学ぶのもいいですが、本当に大事なのは、子どものことをまず理解することです。
子どもはそれぞれ個性や特性がありますから、発達心理学を学んだとしても、本当のわが子の事はわかりませんが、
- 長年の研究から多くの子はこの時期にこういう特徴がある。
- その時期の行動の背景にはこういう心理や脳の仕組みの理由がある。
という子ども理解を僕たち大人側がちゃんとしてあげることで、子どもに対してちょっと優しくなれたり、「まぁしょうがないか」と思えたり、「まだ焦らなくていいか」と思えたりと、手放せることが自然と増えていきます。
そういった子ども理解から始まる手放しが子育てにおいては親子を良い方向へ向かわせてくれると強く実感しているので、僕は『発達心理学』について学ぶことをオススメしています!
以上、ご参考になれば嬉しいです。日々子育てお疲れ様です!