勉強量に文句を言う子。親の正解の対応は?

勉強量に文句を言う子。親の正解の対応は?

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「こんなに問題やりたくないよー、半分だけにしたい」

「多すぎるー、減らしてよー」

こんな感じで、宿題やドリルの量を減らしてほしいと言ってくることってありますよね。

こういう時、親としては、「じゃあ今日は半分でいいよ」と譲歩してもいいのか、「決めた分はやろう」と貫くのがいいのか、悩む場面だったりします。

SECTION 1

世の専門家がよく言うこと

こういう場面について、発達サポートや教育の専門家の方たちがよく言うのが

「子どもの言う通りに、大人が要求している問題数をどんどん減らしていくと、誤学習になり、子どもがだんだん勉強をやらなくなっていく可能性がある」

ということだったりします。

行動分析学の観点でいうと、いわゆる『オペラント条件付け』というやつで、ある行動に対して望ましい結果が続くと、その行動が強化されると言われています。

つまり、

行動:「イヤだ」「減らして」と要求する
結果:問題数が減った

というふうに、「わがままを言えば減らしてもらえる」という体験が積み重なると、子どもは要求すればなんとかなる、と学んでいってしまう、いわゆる『誤学習』をしてしまう可能性があるということですね。

SECTION 2

とはいえ・・・

そんな理論はわかるけど、現実問題、子どもが「問題が多い」と駄々をこねている中で、やらなきゃいけない問題数を毎回守らせるって、正直しんどいですよね。

できるだけ本人の納得感が高まるようにやる問題数を一緒に決めたりしたとしても、嫌がるのは変わらないし、親も疲れてる日に心が折れて妥協してしまったりと、毎回「決めた数は絶対」って貫くのは至難の技だったりします。

なので、ここからは

『分量をどうしても減らしてしまうときがあったとしても、それが誤学習になりづらい方法』

について、全部で4つ挙げてみたいと思うので、よかったら取り入れてみてほしいなと思います!

①特別券の事前配布制

これ、以前僕がある親御さんから相談を受けた時に、お母さんとお子さん本人と、3人で一緒に考えて実践してみたら、めちゃくちゃうまくいった事例なんですよね。

仕組みはこんな感じです。

月の初めに、そのお子さん専用の「特別券」を数枚渡すんですね。例えば3枚とか、その家庭のペースで枚数は決めていく感じです。

この特別券を使えば、その日の勉強量を半分にできる、という券です。使うか使わないかは、お子さんの自由なんですね。

ただし、一つだけルールがあって、券を使う意思表示は前日までにする、と決めてあるんですね。つまり、その日の気分で急に「今日使う」となるのはナシということですね。

そして、使い切ったらその月はもう減らせない、というルールになっています。使い切ったとしたら、それは自己責任なので、納得感も全然違います👍

これがなぜ誤学習になりづらいかというと、まず、その日その場で急に減らすことができない仕組みになっているので、「わがままを言えば減る」という学習が起こらないんですよね。

さらに、減らす権利をお子さん自身が計画的に管理する体験にもなったりします。「疲れが溜まってきそうな週末に使おう」「来週の火曜日は〇〇ちゃんと遊ぶ日だからその日に使おう」みたいに、自分でタイミングを考える経験にもなっていくのも個人的にはオススメポイントですね!

②未来の自分から借りる制度

このやり方はシンプルで、今日10問やらなきゃいけないところを5問に減らしたら、明日は10問プラス5問で、15問やるという仕組みですね。

つまり、「減らす」んじゃなくて、「未来の自分から借りている」という位置付けで問題数を調整するということです。

これのいいところは、「借金」と同じで、返す時にちょっとしんどい状態になるというところですね。

子どもが体験するのは、

今日楽をした
でも、明日いつもより多く問題を解く
いつもよりつらい

という流れになりますよね。

この「明日つらい」を体験することで、子ども自身が減らす選択の重みを学び、安易に「減らして」と言わなくなっていきます。

未来の自分の状態を考える力も育んでいくことができる取り組みですね!

③難易度で調整する

これは、問題数は減らさない、でも「今日はどうしてもキツい」という時は、簡単な問題を混ぜてあげるという方法ですね。

例えば、「10問はやる。でも今日は疲れてるみたいだから、そのうち3問は前の学年の復習にしよう」みたいな感じですね。

量は変わっていないので、量の誤学習は起きないですよね。でも、難易度が下がっている分、負担感は下がります。

しかも、前学年の復習にすることで基礎固めにもなるので、ある意味一石二鳥だったりします。

難しい問題ばかりで疲れているお子さんには、実質的な救済にもなる方法かなと思います。

④宿題交換制度

これは、あるご家庭でやっていた事例として、参考までに紹介させてほしいのですが、

そのご家庭では、「宿題交換制度」みたいな仕組みを作っていたんですよね。

例えば、「今日の宿題を減らしたいなら、代わりに家事を手伝ってね」とか、「ドリルの数を減らすなら、ピアノの練習時間を増やす」とか、そういう感じですね。

勉強を減らす代わりに、別の学びや役割を担う、という交換制のルールですね。

そのご家庭の場合は、結構うまく作用していたそうで、ドリルなどの勉強課題を極端に減らすことは多くなかったそうです👍

ただ、これは気をつけないと、子どもによっては、結局宿題自体をやらなくなっていく可能性もあったりするので、ご家庭の状況をよく見ながら、判断していく必要はあるかなと思いますね😅

以上4つご紹介しましたが、こんな感じで、

ただ、頑なに分量を守らせるのではなく
ただ、子どもに配慮して問題量を調整するのでもない

中間のバランスの取れたアイデアとして、ご参考になれば嬉しいなと思います😊

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