子どもの自己肯定感・非認知能力が高くなることがわかった"ある体験"とは?

子どもの自己肯定感・非認知能力が高くなることがわかった"ある体験"とは?

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今日は、僕がこれ面白いなと思った最新研究があるので、皆さんにご紹介したいなと思います!

子どもの自己肯定感や、いわゆる『非認知能力』を育てる関わり方として、最近すごく注目されている研究なので、ぜひ最後までご覧ください😊

SECTION 1

どんな研究なのか

ご紹介するのは、キユーピー株式会社と、白百合女子大学名誉教授の田島信元先生という、長年子どもの発達心理学を研究されている方が共同で行った研究です。

田島先生は、『子どもが眠るまえに読んであげたい 365のみじかいお話』の絵本を作られた方ですね!

この研究は、2022年に日本食育学会で発表されて、2025年には日本食品科学工学会誌にも論文として掲載されています。

研究の内容を、まず分かりやすくお話しすると、

『3歳〜12歳までのお子さんを第一子に持つ親御さん、793人を対象に、過去1年間の親子料理経験を質問紙で調査した』

研究です。

具体的には、対象の親御さんを3つのグループに分けて比較しています。

野菜料理を親子で一緒に作った経験のあるグループ(420人)
野菜以外の料理(お菓子作りなど)を親子で一緒に作った経験のあるグループ(133人)
親子で一緒に料理を作った経験がないグループ(240人)
SECTION 2

研究の結果

この3つのグループを比較したところ、こんな結果が出たんですよね。

『①の野菜料理を親子で作った経験のあるグループの子どもが、他のグループと比較して、心理的発達スコアの全6項目で有意に高い結果になった』

その6項目というのが、

自己統制力(自分の感情や行動をコントロールする力)
主張力
協調性
自己肯定感
論理的・集中的態度(物事を順序立てて考え、集中して取り組む姿勢)
好奇心

子どもの心の発達において、すごく大事な力ばかりですよね。

そして、合わせて野菜の摂取量も多い傾向があることもわかったそうです!

SECTION 3

もう1つの発見

そしてこの研究で、もう1つわかったこととして、

『野菜料理を親子で作るグループの中でも、洗うとかちぎるとかの調理工程を子どもに任せている家庭の方が、親が実施している家庭よりも、子どもの積極的な行動や親子の満足感のスコアが有意に高かった』

ということです。

つまり、

『ただ親子で料理をすればいい』じゃなくて、
『子どもにちゃんと任せる』

ということが、すごく大事だということですね。

まぁとはいえ、任せるのが大事なのはみんなわかっていて、それが中々難しいのが料理なんだよなぁというのが多くの方の本音だと思います😅

SECTION 4

この研究を正しく読み取る

ここまで聞くと、

「じゃあ親子で野菜料理を作れば、子どもの心理的発達に良い効果があるんだ!」

と思いがちなんですけど、

間違えてはいけないのが

『この研究は、因果関係を証明したものではなく、あくまで相関関係を示したもの』

ということですね。

この研究は、親御さんに過去の経験を質問紙で聞いただけの観察的な調査なんですよね。

なので、

『野菜料理を親子で作ったから、子どもの心理的発達が育った』

と言い切れるわけではない。

別の可能性も考えられるんです。

例えば、

もともと親子関係が良好なご家庭が、結果的に親子で料理もよくしている
親に時間的・精神的な余裕があるからこそ、親子で料理する時間が取れている
体験を大事にする教育観の親御さんは、料理以外にも豊かな体験を提供している

こういった『親子で料理ができる関係性そのもの』が、実は心理的発達に影響している可能性も十分あるんですよね。

研究者の田島先生も、ニュースリリースの中で

『示唆された』

という表現を使っていて、『証明された』とは言われていません。

ここ、すごく大事なポイントだなと思っています。

SECTION 5

この研究から僕が注目したいポイント

この研究を通じて、僕自身再確認したのは、

『子どもに任せている家庭の方が、親が実施している家庭よりも、子どもの積極的な行動や満足感のスコアが高い』

という点で、やっぱり「任せる」って大事だよなぁと改めて思いましたね。

まぁそんなのわかってますよね皆さん。笑

わかっちゃいるけど、任せるって本当に難しいんですよね。

どうしても手を出しちゃったり、口を出しちゃったり。

なんの参考になるかわかりませんが、僕たち幼児教育の世界では、『子どもに任せる時の4つのポイント』と呼ばれるものがあるので、最後にちょっと紹介してみますね!

SECTION 6

子どもに任せる時の4つのポイント

①『お手伝いさせる』じゃなく『持ち場を与える』

『お手伝い』というのは、その都度『これやって』と頼む形なんですけど、これだと子どもにとっては『やらされ感』があって、続きにくいんですよね。

そうじゃなくて、

『お米を研ぐのは◯◯ちゃんの担当ね』

『玄関の靴を揃えるのは◯◯ちゃんがリーダーね!』

というように、『持ち場』を与える。ちょっとの伝え方の違いですが、子どもは『これは自分の領域だ』と認識して、頼まれなくても自分から動きやすくなるということですね。

②子どもに『選ばせる』

これはもう、よく言われ尽くされていることですが、

『お米を研ぐのと、お皿を並べるの、どっちがいい?』

というように、子どもに選ばせる。

『自分で選んだ』という感覚があると、責任感も生まれて、ちょっとだけモチベーションが持続しやすくなりますね!

③『失敗してもいい場所』として、口を出さないと決める
『任せた以上、失敗しても口を出さない』

お米の研ぎ方が雑でも、多少水浸しになっても、任せる。

親の修行ですね。笑

やり方にいちいち口を出されるのは、子ども側もしんどいですからね😅

ただ、とはいえ、まだやったこともないことを任せすぎてしまうと、それこそ絶対に口を出さないと大きな失敗になってしまったり、親が結局1からまたやらなきゃいけなかったりと大変になってしまうので、まずは一定期間一緒に教えながら練習するとか、やってみるっていう時期は大事かもですね😌

④『褒める』より『ありがとう』

『すごいね、上手にできたね』よりも、『ありがとう、助かったよ』の方が、内発的動機に繋がりやすく、次、またその役割をやろうと思うモチベーションになったりしますね👍

以上、子どもに任せる時の4つのポイントでした!

ということで、今回、個人的にちょっと面白かった研究だったので、ご紹介させていただきましたが、どこか一部でもヒントになる部分があれば嬉しいです!

うちもできる限り料理体験は大事にしたいなと思ってもいるので、僕もできる限りできる範囲で実践していきたいなと思いました!

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