「子どもを最も成長させる習い事ありますか?」
これはよく受ける質問です。結論から言うと、科学的な観点から「ある」と言えます。
まずは大前提として、習い事は本人が楽しめるもの、夢中になれるものが一番ですし、どの習い事もちゃんと子どもの成長に繋がります。
今回はその先の上で、脳科学の観点から見たとき、「この習い事がよりの成長に最も繋がると考えられるよね!」という習い事と、その理由を、ご家庭でできる簡単な遊びと合わせてご紹介します!
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2~12歳 子どもの成長に最強な習い事と、習い事なしでも脳を育てる方法/子育て勉強会TERUchより【目次】
- 脳科学的に最も成長に繋がる習い事とは?
- 進歩の成長の土台「ワーキングメモリ」とは?
- なぜピアノとそろばんが「最強」なのか?
- 家庭でできる!ワーキングメモリを鍛える簡単遊び
- 【まとめ】最強の習い事と家庭での実践
脳科学的に最も成長に繋がる習い事とは?
早速ですが、結論から言います。 それは「ピアノ」と「そろばん」です。
「なんだ、知ってるよ」とは思った方もいるかも知れませんが、その理由を深く知っておくと、習い事選ぶだけでなく、日々の関わりや環境づくり活かせますので、ぜひこのまま読んで進めていただける方嬉しいです!
進歩の成長の土台「ワーキングメモリ」とは?
成長の成長を語る上で最も重要なのが、脳の司令塔である「前頭前野」の発達です。その中心的な役割のが「メモリワーキング」です。
ワーキングメモリとは、簡単に言うと「作業や行動に必要な情報を一時的に記憶し、それを活用する能力」のことです。
文章を読む時、私が読んだ単語や情景を頭の中で保ちながら先を読み進めます。会話を時も、相手の言葉を記憶しながら自分の考えを組み立てます。このように、学習、運動、芸術など、あらゆる活動の基盤となっているのがワーキングメモリなのです。
この能力が豊かな子どもは、新しいことをスムーズに学び、目標に向かって強く進んでいくことができます。そして、このワーキングメモリを育てるのに、最新のところ最も効果的とされているのが、ピアノとそろばんなのです。
なぜピアノとそろばんが「最強」なのか?
では、なぜこの2つの習い事がワーキングメモリの育成に「最強」なので。
そろばんが脳を鍛える理由
そろばんは、指を細かく使うことで脳の運動野を刺激します。 さらに、数を珠の動きに変換し、頭の中珠を動かす「暗算」を行うことで、ワーキングメモリが非常に活性化することが日本の研究でわかっています。これは幼児ができる簡単な計算でも同様の効果があります。
ピアノが脳を鍛える理由
ピアノは、楽譜を見て(視覚)、指を動かす(運動)、音を(聴覚)という複数の作業を同時に行います。メロディーを記憶し、テンポや表現を考えながら指を動かし続ける流れは、ワーキングメモリーを強力に鍛えようと言われています。成功する人の1つの要素と言われる「成長マインドセット」も自然と育ってくれます。
家庭でできる!ワーキングメモリを鍛える簡単遊び
ここまでピアノとそろばんの有効性についてお話しましたが、家庭作業でもメモリは鍛えられます。 今回は、私が開発した知育サービス「TERU先生の動画教室」でも行っています、簡単な遊びをご紹介します。
まず、名前や数などを4つほど、順番に伝えて皆さんに覚えてもらってください。(カードなどを使ってもOKです)
次に、「3番目はなんだった?」と途中の順番を質問します。
そして最後に、「後ろから順番に言えるかな?」と、逆からすべてを思い出してもらうのです。
覚えた情報を頭の中に保持しながら、別の指示を聞いて答えを考え出します。このシンプルな遊びが、やってみてワーキングメモリ育むトレーニングになります。
さて、この遊びを含むオールインワン知育動画は、僕の公式LINEでサンプルをプレゼントしていますので、良かったら受け取ってみてくださいね。
【まとめ】最強の習い事と家庭での実践
今回は、脳科学の観点から子どもの成長に繋がる習い事と、その土台となるワーキングメモリについて解説しました。
- あらゆる学習の基盤となるのが「ワーキングメモリ」。
- ワーキングメモリを鍛えるのに特に効果的な習い事は「ピアノ」と「そろばん」。
- これらは複数の情報を同時に処理する能力を養うため。
- 家庭でも「順番を覚えて頑張って」などの遊びでワーキングメモリは鍛えられる。
お子様の興味関心を第一に、習い事選びや日々の遊びの参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
幼児教育講師TERUでした。