メンタルが弱い子の心を強くする|親子でできる5ステップの心理学トレーニング|子育て勉強会TERU

メンタルが弱い子の心を強くする|親子でできる5ステップの心理学トレーニング|子育て勉強会TERU

幼児教育講師のTERUです!

「わが子、ネガティブなことがあるとすぐに不貞腐れてイライラしてます。。メンタルが強くなるために親ができることってありますか?」

これは多くのご家庭でも悩み事の1つかもしれませんね

心理学研究から、効果があることがわかっているメンタルトレーニングを1つご紹介しますね!

このトレーニングは、親子で会話をしながら行うもので、週に1度、子どもと5分〜10分くらい一緒に過ごせる時間を作って、かなり落ち着いて会話できる場所で行ってください。

最初の時は、なんとなく始めるよりも、ちゃんと「心が強くなる練習なんだって!みる?」と伝えてから始める方が、その後スムーズにやっていくことが多いですね!

お子様と決着が取れたら、次の全5ステップで進めていきます!

ステップ1:ネガティブな出来事を思い出した

まず初めに、皆さんに

「最近辛いことはありましたか?」
「悲しかった出来事は」

などと問いかけて、なんと前向きになってしまったときのことを思い出してもらえます。

「わかんない、覚えてない」などと言えれば、「あの時、ちょっと辛かったよね」「あの時、〇〇があってちょっと怒ってたかもね」などと、一応マイルドな事前で、ここから思い出させてください

前向きだったネガティブなシーンはラーメンのが嫌な場合が多いので、先に親が「お母さんは〇〇の時、怒っちゃったなぁ」と自己開示してから、子どもの話に持っていくとスムーズではないかもしれません。

ステップ2:事実を思い出す

ラーメンのシーンが決まったら、その時のことをじっくり話してもらいます。

「あれいつだけ?」
「どこにいたっけ?」
「あの時、
誰がいたっけ?」

その時に起こったことや情景が広がるように、思い出していきます。

ステップ3:そのときに感じたことを思い出した

事実を思い出できたら、その時に感じたことに焦点を当てます。

「その時、〇〇ちゃんはどう感じたかな?」
「どう思ったのかな?」
「どんな気持ちだったのかな?」

ここら辺の問いかけで、思い出してもらえると良いですね!

ステップ4:客観的な視点で自分を見る

ここまでで、その時のことを思い出すことができました。ここからが本番です。次の2つの視点のどちらを使って、そのネガティブな出来事について、イメージを膨らませながら考えていきます。

視点1:もし同じ状況の人に声をかけるか?

例、

「もしも​​同じ状況友達のおがしたら、なんて声をかけますか?

さらに、それに対して、「お友達はどんな反応をするかな?どんな気持ちになるかな?」と相手の気持ちも考えさせてみましょう!

このような視点を持つ練習をしていくことで、自分の気持ちを良くすることができるようになります。

距離が取れるようになっていくと、その時の強い感情に左右されず、「でもこういう考え方をしたり、こういう考え方を選んだ方がいいよね」と考えた選択肢を、考えやすく行動しやすくなっていきます。

イメージするのは友達ではなくても、心の中に自分を振り返って、もう1人の自分が声をかけているのを想像してもOKです!

中々客観的な視点でアドバイスする自分を想像できない場合は、キャラクターを作るのも効果的です!

例えば、「冷静マン」という架空のキャラクターを作って、その冷静マンの話し方などを先にやってみます。

「やあ!僕の名前は冷静マン!みんなが辛い時、冷静にアドバイスをするのが僕の役割さ!」

みたいな感じで、ごっこ遊びのように一度なりまーす。

一歩イメージの中で、落ち込んでいる自分やお友達と「冷静マン」を分離しやすくなり、客観的なアドバイスをしやすくなりますね!

冷静マンはちょっとダサイので、皆さんと良い名前のキャラを考えてください笑

視点2:タイムマシンに乗る

1週間後、1か月後、1年後、お客様にネガティブな経験から少し時間を経たときのことを想像させてください。

「周りの環境はどう変わっているかな?」
「その時自分は何をしていると思う?」
「その時の〇〇ちゃんはどんな気持ちかな?」

などとイメージを広げ手伝いをしてあげます。

その上で、未来の自分が、ネガティブに感じていたときの自分にどのように声をかけて考えさせてみましょう。

先ほどの未来の自分と過去の自分を想像することも、自分の気持ちを良くする距離を考えて練習していきます!

ステップ5:客観的な視点がいつでも使えると伝える

視点1・2のどっちやったら、最後に

「イメージできたね!泣いて泣いたり泣いたり思ってしまったとき、今みたいにイメージしてみると、落ち着くことができたり、感情に任せた良くない行動をしない自分になっていけるんだって!お母さんもやってみるから、〇〇ちゃんもやってみてね!この練習も何度もやると良いらしいからまたやびっくり!お母さんも練習したいから、お母さんのイメージも握ってね!」

こんな感じで、実際今後も使える自分を想像して終わりましょう!

先日、一回練習したくらいでは、できるようにはならないので、ちょこちょこ練習を続けてくださいね

さて、今回の交渉のポイントは「お母さんの練習も聞いてね!」と伝えることです。

ひたすら頑張った練習は、親子で一緒にいる雰囲気と、親が子どもを頼っている雰囲気をいかに作っているかが大事です。

やられている感を作らないんですが、子どもも親のために問いかけることで、問いかけ側に立つ経験が、より客観的な視点に立って良い練習になったりするんですよね!

【まとめ】親子でできるメンタルトレーニング

以上、ぜひやってみてください

  • 目的:ネガティブな感情に飲み込まず、客観的に自分を見て練習をする。
  • ステップ①~③:「いつ、どこで、誰が、何を考えたか(事実)」と「その時どう感じたか(感情)」を思い出した。
  • ステップ④(核心部):客観的な視点を持つ練習として、「友達にアドバイスするなら?」「未来の自分なら何て言う?」と問いかけます。
  • ステップ⑤:これがいつでも使える心のツールであることを伝え、「親子で一緒に練習しよう」という姿勢で締めくる。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
幼児教育講師TERUでした。

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