「幼児教育の先生の視点で、子どもに言いたいと思っていることはなんですか?」
このようなご質問をいただきました!
結論としては、「結果と行動の起こる関係」を伝えていくことが、子どもの成長のために最も大事なことだと思います
【目次】
- ①結果と行動の起こる関係とは?
- ②結果と行動の発生関係の具体的な伝え方は?
- 【まとめ】「どうそうなった?」を考える習慣
結果と行動の起こる関係とは?
簡単に言えば
・良い結果には、良い結果につながる努力などの行動があり
・悪い結果には、悪い結果を招いた行動がある(あるいは行動をしなかった)
そういう考え方ですね。
この出来事を大事に進めていくことは、子どもの成長にとって極めて重要で、
今年のさまざまな研究から、「自分の行動次第で、結果が変わる」と信じられていることが、将来の成功や成長に良い影響があることがわかっています。
結果と行動の発生関係の具体的な伝え方は?
伝え方は、いろんな切り口があるので、選択肢を挙げてみますね!
1)成功体験(良い結果)と行動を結ぶ
(結果)「わぁ、積み木がそんなに高く積めたね!
」
(結果)「かけっこ、早かったね!」
(行動)「最後まで一生懸命に腕を振って怖かったから、ゴールまで力が続いたね。」
(結果)「絵がとても上手に描けたね。」
(行動)「途中で本気になっても諦めないで、丁寧に色を塗ってたもんね。」
(結果)「お友達に『ありがとう』って言ってもらって、そうだね。」 (
行動)「あなたが『プレゼントしてあげて』って優しく声をかけてくれてね。」
(結果)「わあ、お部屋がきれいになって気持ちいいね。」
(行動)「あなたが『遊んだ後は片付ける』っていうお約束を守って、おもちゃを箱に戻したからね。」
2)失敗経験(悪い結果)と行動を結ぶ
(結果)「今回のテストの量良くなかったね」
(行動)「今回のテスト勉強はどうだったっけ?」
(行動)「始めるのいつもより遅かったかも」
(行動)「そっか、勉強時間が短かったから量が良くなかったのかもね」
(結果)「忘れ物しちゃったね。」
(行動)「どうしたら忘れなかったと思う?」
(行動)「ギリギリに準備しなかったら忘れなかったかも」 (
行動)「そっか、今度は前日にちゃんと準備してから寝たら忘れないかもね!」
3)他人の結果と行動を付ける
(結果)「大谷翔平選手、あんなにホームラン打っててすごいね!!」
(行動)「毎日これだけの練習をしている上に、食事管理も徹底しているんだって!一応努力しているから、こんなにすごい結果が出せるんだね!」
(結果)「わあ、あのピアニストさん、難しい曲を間違えずに弾いてる!」
(行動)「きっと、ステージに立つまで毎日、指が痛くなるくらい何時間も練習を続けてきたんだね。だからあんなに素敵に弾けるんだね。」
(結果)「〇〇ちゃんテストで100点だって。すごいよね」 (
結果)「そうなんだ!お家で勉強とかしているのかな?気になるね!聞いてみたら?」
(行動)「どうだった?」
(行動)「毎日帰ったら1時間勉強してるんだって」
(行動)「そっか、コツコツ努力しているから勉強ができるようになったんだね」
【まとめ】「どうそうなった?」を考える習慣
以上、こんなに綺麗に会話や声かけは上手くいかないと思いますが、起こる関係を伝え続ける切り口としてご参考になれば嬉しいです!
- 教えたいこと:「結果」には必ず、それに繋がる「行動」があるという起こる関係の理解を。
- もし重要か:「自分の行動で結果は変えられる」と信じる力が、将来の成功や成長の基礎となるから。
-
伝え方の具体例:
- 成功体験時:「(結果)ができたのは、(行動)を頑張ったからね」と結びます。
- 失敗体験時:「(結果)になったのは、どうかな?」と原因となった行動を一緒に考えます。
- 他の成功時:目に見える結果だけでなく、その裏にある努力や行動について話す。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
幼児教育講師TERUでした。