家庭でできる知育育脳・勉強

勉強を幼児からやらせる時の5つのポイント

家庭教育アドバイザーのTERUです。いつもご覧頂きありがとうございます。今日は『幼児期のプリントやテキストなどによる勉強の仕方』についてお話しさせて頂こうと思います。プリント学習に慎重な考えを持っている方や、反対に「小学校の先取りをしておかないと」と焦っている方、そしてプリントをやらせたいのにお子様が「やりたくない!」と日々バトルを繰り広げている方もいらっしゃると思います。

そんな方向けに、今回は、前半に幼児期の勉強やプリント学習の考え方についてお話しして、後半ではプリント学習の進め方についてご紹介させて頂きます。全部で5つの重要ポイントにまとめてお話しさせて頂きますので、最後までご覧頂けたら嬉しいです。

今回の内容はすべて私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。 「文章を読むのが苦手」「動画のほうが頭に入る」という方は、ぜひこちらの動画からご覧ください!「勉強を幼児からやらせる時の5つのポイント

1つ補足ですが、プリントやテキストによる学習をまとめて「プリント学習」と呼んで説明させて頂きますので、ご理解頂けたらと思います。ではいきます。

勉強を幼児からやらせる時の5つのポイント

①プリント学習は絶対に必要というわけではない

そもそも論のお話をさせて頂きますが、「幼児期にプリント学習はやらせた方がいいですか?」とよくご質問を頂きます。それに対する私の答えは『お子様が好きならやらせればいいし、好きじゃないならやらせなくてもいい』という感じです。理由は2つあります。

1)1つ目は、幼児期はプリントよりもやっておくべきことが他にあるから

ということです。プリントって何が良いかというと、大人からすると、できた!が目に見えてわかりますよね。だから安心できるんですよね。その気持ちはすごくわかります。お子様の成長が見える化させることほど、親として喜ばしいことはないかもしれません。ですが、そもそもプリントって幼児期の子どもには相当ハードなことだったりします。プリントは、文章で問われていることを理解しなくてはいけませんし、プリントの中の絵をよくイメージして理解しなくてはいけませんし、それを書いて解答しなくてはいけません。これはまだまだ脳の発達が未熟な子にとっては非常に難しいことです。

じゃあそんな子たちに対して本来は何をしてあげるべきか。それは、文章を理解できるようにまずは絵本をたくさん読んであげて、耳からも目からも言葉を理解できる練習をしていく必要がありますし、プリントの中の絵や図を理解できるようになるには、たくさんの実体験をさせてあげることが大切です。

例えば、「どっちが重いでしょうか」というような一見簡単な問題でも、そこに秤が描かれているのであれば、秤をそもそも見たことがなければ、全くイメージができません。それをプリント上で、「秤っていうのはね、重い方が下がって、軽い方が上がるのよ」なんて言われても本当の理解はできません。ですから、たくさんの実体験をしている子は、プリントばかりをして実体験が乏しい子に比べて、後々プリント力も上がっていくわけです。そしてさらに書くということに関しても、書く基本はお絵かきやなぞり書き遊びですよね。そういった遊びを通じて自分で鉛筆を上手にコントロールできるようになることが優先順位としては高いです。

つまり、幼児期は小学生以降にプリント学習をはじめとして勉強の基礎を作るという意味で、絵本やたくさんの実体験、お絵かきなどをたくさんしていく時期なのです。

2)2つ目の理由はこの時期にプリントをはじめとした勉強が嫌いになってしまうと、取り返しがつかなくなることがあるから

ということです。先ほどプリントが好きであればどんどんやらせてあげれば良いとお伝えしましたが、なぜかというと、その子にとってプリントは遊びだからです。私が今まで見てきた子の中にも、プリントが好きすぎてしょうがない子がいました。その子は「遊びよりもプリントをやりたい!」といって親御様が逆に心配になるような子でした。

私は何も幼児期にプリントをやらせない方がいい。と言っているのではなく、幼児期に無理やりプリントをやらせたり、嫌いなのに我慢してプリントをやるのがよくないと言っているのです。

幼児期は心と脳が連動しています。心がプリントを受け入れていないのであれば、脳もプリントに対して能力上手く使うことができません。ですから、プリントの進捗もグダグダになりますし、プリントによる知能の成長も乏しくなるわけです。そしてその結果プリントが嫌いになり、小学生以降も宿題を見ると逃げ出したり、教科書を開くだけで嫌になったりもするのです。

幼児期の成長のポイントはシンプルで『子どもは好きなことで大きく能力を伸ばしていく』ということです。ですから、好きでもないことに時間を費やすのはもったいないことですし、反対にもしプリントが好きすぎるのであれば、そこからちゃんと成長につながっていくということです。

ですから「もしプリントを子どもがやりたくないと言ったらやらせない方がいいですか?」と聞かれたら「やらせなくていいです」と私は答えます。その理由は今の通りで、幼児期はプリントよりもやっておくべきことが他にあるからということと、この時期にプリントをはじめとした勉強が嫌いになってしまうと、取り返しがつかなくなることがあるからということです。

今のが1つ目のポイントでしたが、ここから残り4つは、お子様にプリント学習をさせるならどのように進めるべきかを中心に解説していこうと思います。

②幼児期のプリントは何より親子の楽しい時間にすることを心がける

前半で、プリントが好きであればやらせればいいとお伝えしましたが、もしお子様にプリントやらせていきたいと考えるのであれば、いかに子どもがプリントを好きになるかが最大のポイントであるのは間違いありません。その時に大人の論理でいうと『プリントの楽しさは、「理解できる!」「解けた!」と感じることにある』と考えがちです。これは間違いではありません。

この後のポイントでもその「できた!」にフォーカスした関わり方をご紹介しますが、それは幼児期の勉強の楽しさの本質ではありません。幼児期の本当の楽しいとは、親子の楽しい触れ合いや会話を通じた空間にあります。プリントが目の前にあり、それを進めているのですが、横にお母さんの笑顔があって、「これ面白いね!」「これなんだろうね?」という会話があって、できたら「やったね!」と言ってハイタッチをしたりする触れ合いがある。そのような親子の時間を子どもは楽しいと感じるのです。

ですから、まずはお子様にプリントを好きになって欲しいと考えるのであれば「どうやったら早く理解できるかな」とか「どうやったらわかりやすいかな」「どうやったら勉強が習慣になるかな」と考える前に、まずは「どうやったら2人で楽しめるかな」と考えていくべきなのです。こういうことを言うと、多くの方が思うのが、そんな時間は取ってあげられないということだと思います。

もし、時間を全くとってあげられないのであれば、ポイントの①でもお話ししましたが、プリントは無理にやらせる必要はないと思っています。「パパママは忙しくてみてあげられないから、自分1人でプリントをやってね」と幼児の子にプリントをやらせるのは、楽しんでやってくれる確率は相当低いです。それよりも、少しの時間でも絵本を読み聞かせるとか、そういった時間をぜひ増やしていってあげて下さい!

③1日1分からで良い。もっと言えば1日1問からで良い

これは他の動画でもお話ししていることですが、幼児の勉強は1日1分でいいと思っています。そのくらい幼児の集中力は短いです。そして、その集中を越えていった途端興味が他のことに移り変わって、プリントに全く向かってくれなくなってしまいます。ですが、その短い集中力を徐々に伸ばしていく方法があります。それが、1つの「できた!」で終わらせること「もう終わり?」と思わせるということです。子どもがプリントの中で一番楽しく盛り上がっているのはいつかというと、問題を解いた時です。いわゆる「できた!」と感じたその時で今日のプリントが終わりになると、子どもはプリント=できた!と頭の中で認識します。この感覚で毎回終えていくと、プリントに対する得意意識が生まれていき、徐々に集中できる時間が長くなっていきます。

そして、最初は1問だけやって終わりでいいと思っています。プリントを始めたばかりの時期は、1ページとかにこだわらず、1問だけやってみて「できた!」となったら「今日はここまでね。よく頑張ったね」と伝えて終わりにしましょう。そうすると子どもは「もう終わり?」と頭の中で思います。そうすると、「また明日もやりたい!」とか「何か物足りなくて気になる」という状態になるのです。

これを大人が欲張って、やらせすぎるから子どもは満足してしまったり、飽きてしまうから、やらなくなっていってしまうのです。ですから、プリントは最初は1分、1問からはじめ、集中力が上がってきても、腹八部で終わるようにコントロールしてあげるのがポイントです。

④実体験→プリントの順番を心がける

これはかなり重要です。前半でもお話ししましたが、幼児期はまだまだ理解力などが未熟であるため、プリントだけで思考するには限界があります。ですから、私が推奨するプリントの進め方は、『できるだけ実体験をさせてからプリントをやらせる』ということです。例えば、「どれが一番多い?」というプリントの問題だとして、おもちゃがそれぞれ2つ。1つ。3つ。と塊になっていて、一番多いものに丸をつけるという問題だとします。そしたら、まずはお家にあるおもちゃや積み木を同じような感じで、塊を作って置き、それを見せながらお子様に「どれが一番多いかな?」と質問して、選ばせます。

その後に「数えてみようか!」と言って、一緒に「いーち、にー、さーん」とそれぞれ数えていきます。そこでプリントの登場です。「あれ?〇〇ちゃん、これ今のと同じだね!」と伝え、お子様にまずは正解を指差ししてもらいます。そしたら、鉛筆を渡して丸の付け方を教えながら丸をつけて終わりです。始めたてのプリントなんてこんな感じで全然OKです。

これだけでも1つのできたという経験になります。今のは一例でしたが、今のように、なるべくできることは実体験をしてからプリントやる。もしくはプリントをやりながら実物も見ていくようにしていくと、子どもはスッと理解が進んでいきます。ですから、今のポイント③と④をまとめると、プリントが好きになるまでは特に、実体験をさせながら、できた!をひとつ体感できたら、短い時間で終わる。これが基本だと私は思っています。プリントは量をやることが大切とか、プリントは机に向かってきっちりやるもの。という概念は幼児期に持ちすぎないことが重要です。

⑤プリントよりも小学生以降の勉強のためにしておくべきこと

では最後に、プリントをやるかやらないかは別として、幼児期に他にしておくべきことを簡単にご紹介して終わろうと思います。

1)絵本の読み聞かせ

これは説明は要らないと思いますが、絵本は学力の面でも他の面でも大きな土台を作ります。欠かして欲しくない取り組みです。

2)お絵かき・お手紙・なぞり書き遊び

プリントをやらないとはいえ、書く練習をしていくのは大切です。その土台がお絵かきやお手紙、なぞり書き遊びです。書く行為であれば何でも構いませんので、お子様が楽しんで取り組めるものを遊びとしてやっていきましょう。その時に、年中さん以降であれば、なるべく椅子に座って机でやるようにしていきましょう。そうすることで、小学生以降の席に座って行う学習の準備になっていきます。

3)プリントで出題されるようなことを実体験する

先ほど、プリントの前に実体験をさせたり、プリントをやりながら実体験をさせることを推奨しましたが、これはプリントをやらなくても、ぜひ遊びの中でやってあげて下さい。「どっちが多い?」とか「前から何番目?」とかの概念を遊びながら学んでいれば、プリントは正直幼児期は最低限にして、遊びの中で、出題を耳から聞いて、実際のものに触れながら、答えを言えれば幼児期はOKです。このような遊びは具体的に何をすればいいかについては、私の知育遊びシリーズの動画でご紹介していますので、良かったらご覧下さい。

4)最低限の読み書き計算

プリントをやらないと言っても、最低限の読み書き計算をしておくことは大切です。他の動画でもお話ししていますが、小学1年生は名前だけ書ければいいと言われますが、それは正直きれいごとです。周りにはひらがなもカタカナも数字も書けるような子がたくさんいます。そして2学期くらいになると、自分でどんどん文字を書いていかなくてはいけなくなっていきます。その結果、周りと自分を比べたり、授業についていけないことで劣等感を感じてしまう可能性は非常に高いです。ですから、最低限のことはしておきましょう。どんな勉強をしておくべきかはこちらの動画を参考にして頂きたいのですが、この動画で紹介しているような読み書き計算も、プリントでガチガチにやっていく必要は全くありません。遊びの中で取り入れていきながら、最低限プリントで押させるという意識でぜひ行って下さい。

 

はい、今回の内容はこれで以上ですが、ここまでお話しさせて頂いて、勉強=プリント学習ではないことをご理解いただけたかと思います。もちろんプリントは悪いというわけではありません。ですが、やらせ方に気をつけてぜひ楽しい幼児期になるように進めてあげて下さい!最後にまとめを表示させてもらいます。スクショなどをして頂いても構いません。皆さんが具体的に実践していただくためにご活用頂けると嬉しいです。

まとめ

勉強を幼児からやらせる時の
5つのポイント

 

①プリント学習は絶対に必要というわけではない
→プリントはお子様が好きならやらせればいいし、好きじゃないならやらせなくてもいい

理由①幼児期はプリントよりもやっておくべきことが他にあるから
理由②この時期にプリントをはじめとした勉強が嫌いになってしまうと、取り返しがつかなくなることがあるから

②幼児期のプリントは何より親子の楽しい時間にすることを心がける

プリントが好きになるには:親子の楽しい触れ合いや会話を通じた空間を作る
→親子の会話・触れ合い・笑顔が大切。親は『どうやったら2人で楽しめるかな?』と考えていく

③1日1分からで良い。もっと言えば1日1問からで良い

最初は1分、1問からはじめ、集中力が上がってきても、腹八部で終わるようにコントロールしてあげる

④実体験→プリントの順番を心がける

できることは実体験をしてからプリントやる。もしくはプリントをやりながら実物も見ていくようにしていくと、スッと理解が進んでいく

⑤プリントよりも小学生以降の勉強のためにしておくべきこと

1)絵本の読み聞かせ
2)お絵かき・お手紙・なぞり書き遊び
3)プリントで出題されるようなことを実体験
4)最低限の読み書き計算

家庭でできる子どもを伸ばす子育て情報

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家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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