子育てのお悩み解決

子育てのイライラをコントロールする方法

家庭教育アドバイザーのTERUです。この動画を見て頂いているということは子育てを頑張る中で、イライラしてしまうことが多く、それを何とかしたいと思っていらっしゃるのだと思います。実は、子育てにおいて、自分の怒りをコントロールすることを学ぶというのは、子どもの成長にとって最高にプラスになる学びです。

これを専門的にはアンガーマネジメントと言いますが、私は今まで見てきた多くの親御様の中で、自分の怒りに着目して、それをコントロールすることを真剣に行ったことで、子どもが能力的にも精神的にも大きく成長することができたケースをたくさん見てきました。ぜひ自分のために、そしてお子様のためにこの動画で怒りのコントロールの仕方を学んで欲しいと思います。

前半では怒りをコントロールする具体的な8つの方法について解説して、後半では怒りづらくなるための習慣を8つご紹介していきたいと思います。

怒りをコントロールする8つの方法

まず大前提、子育てはイライラして当たり前です。未完成な子どもといつも一緒にいて、自分がして欲しいと思う行動をしてくれないストレスでイライラして当然です。ですが、親がそのイライラを少しでもコントロールできたら、それが全て子どもにとってプラスになる。と思って下さい。

子育ては全て100か0ではありません。最初から完璧に怒りをコントロールできなくて良いです。前は1日10回怒っていたのが、8回に減った。これだけでも子どもに確かなプラスの影響を与えられます。なので、最初から完璧にやろうとせずに、じっくり実践していって欲しいと思います。

それではまずは怒りをコントロールする8つの方法について解説していきます。

①6秒数える

これは一番有名な対処法ですよね。怒りのピークは6秒と言われます。その6秒を耐えれば、最も大きな怒りを吐き出すことは回避できます。なので、怒ったらまず1〜6をゆっくり数えていきましょう!怒りはたいてい、最初の怒りに反射的に言葉を発してしまって、相手を怒らせることで、ヒートアップしていってしまうものです。最初の怒りの段階で抑えられるのが一番ですね。

6秒数える以外にも、深呼吸をする、思考をストップする、好きな歌のサビを思い出すのも良いです。僕はイライラした時は、プロフェッショナル仕事の流儀の主題歌である、スガシカオさんのprogressを頭の中で歌います。僕はプロフェッショナル仕事の流儀が大好きで、この曲を思い浮かべると、熱い思いで自分の人生を進んでいる素晴らしい人たちが浮かんできて、自分もこんなことで怒っていちゃダメだと思えて、怒りが収まっていくのがわかります!

②目の前の何かを観察する

これはグラウンディングという手法です。怒りが収まらない時は、怒りとは関係のないものに意識を集めると、怒りから目を背けることができます。例えば子どもが怒らせるようなことをした時、手に持っているペンや、目の前にある花を観察してみましょう。

花びらは8枚あるなぁ

とか、

ピンクに赤いラインが入ってるなぁ

などと考えてみると、怒りが収まっていきます。渋滞の時に、「いつになったら動き出すんだ」と考えていると怒りはどんどん膨らみますが、助手席の仲間と楽しく会話していると怒りを感じづらいのもグラウンディングによる効果ですね。

③自分の動作を実況中継する

先程の怒りの6秒ルールを利用する別の方法ですが、怒りで反射的に言葉を出しそうになったら、自分の行動を実況中継してみましょう。例えば、家で洗い物をしているときに、子どもがふざけて、怒りそうになったら、

今お皿を洗っています。クルクル回しながら見事な手つきで洗っていっています。次は目の前でコップが待ち構えているようです

などと、頭の中で考えるんです。そうしていると、自然と怒りが収まっていきます。テニスプレーヤーの松岡修造さんも試合中に自身の実況中継をして冷静な自分を作っていたそうです!

④自分の理想の人だったらどうするか思い浮かべる

これもかなり効果的な方法ですね。突発的に怒りが湧いてきてしまった時や、怒りを抑えられなくて引きずってしまっている時など、自分の尊敬する人、理想とする人だったらどうするか考えてみるのが効果的です。

私の場合はイチローです。私はイチローのことを尊敬していて、色んな番組や本でイチローの言動や考え方にたくさん触れてきました。なので、怒りを感じた時や、何かに困った時なども、イチローだったらどうするかを考えて自分の行動や思考を良い方向にコントロールすることを心がけています。身近な人でも有名人でも偉人でも良いと思います。良く知る尊敬できる人を一人思い浮かべられる準備をしておくと良いですね。

怒りの小話その①

実は最新の幸福学の研究で、ストレスのある人の方が、ない人よりも寿命が長いことがわかったそうです。ただしこれには1つの条件があって、長生きだったのは、ストレスを学びのチャンスだとか、自分の成長になっているとプラスに考えることができた人だそうです。

⑤その場から立ち去る

アメリカのアンガーマネジメントで最初に学ぶのが、この方法だと言われます。逃げることは卑怯なことでもなんでもありません。怒りをコントロールする上では、最も効果的な方法です。例えば、子どもと口喧嘩になってしまった時は、

ちょっとトイレに行ってくるね

などと言って、席を外しましょう。

怒りの対象を向き合わない時間をあえて作ることで、怒りのピークをやり過ごすことができます。スポーツでも、試合の流れが悪くなった時にタイムアウトを取りますよね?それと同じような感じで、流れを変えるきっかけにするのです。

⑥自分に呪文をかける

これはコーピング・マントラという手法です。イラっとする場面に遭遇したら、自分自身を落ち着かせるフレーズを口にしたり、頭の中で呟いたりで、自分を落ち着かせるというものです。

落ち着け落ち着け
大丈夫大丈夫
穏やかに穏やかに

など、簡単なフレーズで良いので、人から言われて落ち着く言葉を自分自身に呪文のようにいうのです。ポイントはあらかじめフレーズを決めておくと、とっさに呪文を始めることができます。あるお母さんは、アンガーマネジメントを必死に学び、1ヶ月怒らないことを達成できたら、大好きなスイーツパラダイスに行くと決めていたので、頭の中で「スイパラスイパラ」と唱えていたそうです。

⑦イメージの力を借りる

怒りを引きずってしまって、中々切り替えられない。怒りで寝られない。そんな方もいるでしょう。怒りは、その原因となったものを想像してしまうと冷静になるどころか、どんどん怒りが増幅していきます。なので、その怒りの原因を考えずに頭の中を真っ白にできるのが一番です。ですが中々難しいですよね。

そんな時に有効なのは、頭の中で真っ白な髪を想像するということです。真っ白な紙や、他にもなんでも良いのですが単色のものをひたすら想像してみましょう。そうすることで、怒りを発生させた出来事から意識をそらすことができます。他にも、自分の怒りを紙に包んでゴミ箱に捨てるなんていうイメージをするのもオススメです。イメージの中で怒りを捨てることができると、心がすっと軽くなったりします。

⑧自分が一番気持ちいいと感じることを思い出す

怒りがどうしても収まらないのであれば、自分が快感を得る場面を思い出してみるのもいいですね。私はずっと野球をやっていたのですが、自分がピッチャーとして相手を三振に抑える時の自分のピッチングを想像するととても気持ちがいいと感じます。なので、怒りがどうしても収まらない時は野球で活躍している自分を想像するようにしています。

これはどんなことでもいいと思います。食事が好きであれば、好きなものをたくさん食べている自分を想像してもいいでしょうし、アイドルが好きであれば、アイドルのライブで盛り上がっているところを想像してもいいでしょう。自分が一番気持ちの良い場面を紙に書き出しておいて、それを見るようにするのも効果的ですね。

怒りづらくなるための習慣8つ

ここまで怒りをコントロールする方法について学んできました。ここからは、心理学の観点から、怒りづらい人の習慣についてご紹介していきます。

①他人ではなく自分を変えようと思っている

常に相手を変えようと思っている人は、怒りの対象がとてつもなく多くなります。常に自分を変えようと思っている人は、相手がしてくれない事による怒りを感じづらいものです。

②家族で子育てのイライラの対処について話し合っている

子育てのイライラで一番多いのは、子どもを寝かしつけている時に、パパが帰ってきて

子どもが起きてしまうこと。これは結構ありますよね。例えばあるご家庭では、玄関に札が置いてあって、寝かしつけ中という札が表になっている時は、旦那さんは静かに帰宅するようにしているそうです。これだけで寝かしつけが邪魔されてイライラすることがなくなったと言います。イライラの根源を家族で話し合ってなるべく排除できると楽になりますよね

③丁寧な言葉使いや穏やかな表情を意識している

心理学には、表情フィードバックという仮説があります。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなるという考え方です。これは怒りに関しても一緒で、常に横柄な態度や怒った表情をしていると、それが本当の怒りを引き出してしまったりするものです。常に丁寧な言葉使いや、穏やかな表情や笑顔を意識していると、表情フィードバックによる怒りが起きづらいと言われます

④怒った自分を責めない

アンガーマネジメントを意識し始めると、怒ってしまう自分を責めてしまいがちです。ですが、怒った自分を責めてしまうことでアンガーマネジメントをするモチベーションも下げてしまいますし、自分への怒りがさらに他の怒りを引き起こしてしまうことにもなりかねません。なので、怒った自分をまず認めてじっくりアンガーマネジメントを習得していくことが大切です。

怒りの小話その②

アメリカと日本のストレスの調査では、日本人はアメリカ人より倍ストレスを感じていることがわかりました。そしてストレスを感じた時にどんな行為をしましたか?と聞いたアンケートでは、日本人は①寝られなくなった、②感情的になった、③仕事や家事がどうでも良くなったという回答がトップ3だったのに対して、アメリカはダントツ1位が新しい仕事を探した、環境を変えようと動いた。ということでした。日本人はその場で考えてしまう傾向があり、アメリカ人は行動することで改善しようとするからストレスが少ないんですね。

⑤どうしようもないことを気にしない

怒りと無縁な人は、どうしようもないことを気にしません。例えば、政治にいちいち噛み付いてイライラしていたり、消費税が上がることに怒っていたり、今日の天気が悪いことにイライラしたり、どれも自分ではどうしようもないことです。まずは自分でどうにかできることかできないことを仕分けして、どうにもできないことには「まぁいっか」と放っておき、どうにかできることには行動をすれば良いのです

⑥怒りをモチベーションに変える回路がある

怒りと上手に付き合っている人は、怒りを別のエネルギーに変えます。例えば、スポーツで負けてしまったら、その悔しさをエネルギーにして絶対次は勝つ!と激しい練習に打ち込むのです。スポーツでなくても、自分が打ち込めることが1つあって、怒りのエネルギーを向けられるものがあると良いですね。私は自宅でできるフィットネスなんかオススメです。

YouTubeのインストラクターに沿って、動きを真似するだけですが、激しいものを選んで、怒りをぶつけることでストレス発散にもなってスッキリします。怒りをぶつけるためではなくても、親が自分の趣味や仕事でも良いので、子育てとは別の世界を1つ持っていると子育てのいろんなことが上手くいきやすくなります。子育てが全てという生活にならないように何か1つ打ち込めるものを探すことをオススメします。

⑦理想を持ちすぎない

子育てでイライラしている人の8割はこれが原因だと思っています。子どもにとって欲しい理想の行動はこれ、子どもの学校の成績の理想はこれ、というように、親の理想があり、それと違う部分にイライラしてしまっている人が本当に多いです。子どもは親の思い通りに成長することなんて絶対にないので、理想を持ち過ぎないことが怒りをコントロールする1つの大切な考え方です。

そしてもう一つの理想が親としての理想です。子育ては本当に忙しいです。共働きをしている方は尚更です。そんな中、本当はもっと色々としてあげたいのにできない!とイライラしている方がたくさんいます。どうか自分をいじめすぎないで下さい。できないこともあるかもしれませんが、できていることも絶対にあります。子育ては減点法ではありません。加点法です。どうか自分に厳しくなりすぎないで下さい。

⑨他人の評価を気にしない

子育ての怒りと無縁な人は、他者評価を気にしません。子育てのおける評価は2つあると思います。それは、親としての自分の評価と、自分が育てている子どもの評価です。このどちらもそうですが、他人からのマイナスの評価を気にしてプラスになることは何一つありません。

よく、「あなたの息子さんは〇〇よね」とか、「少し発語が遅いんじゃない?」とか言ってくる人がいますが、そんな人を気にすることはありません。この子のことを少ししか見ていない断片的な情報の評価が正しいわけはありません。あまりにも周りの子を評価するような人がいるのであれば、付き合わないという選択もありです。

そして、もう一つ気をつけないといけないのが、親自身が他人の子どもと自分の子どもを比べて評価することです。これが一番良くないです。幼少期の子どもの成長は、その子が優秀か優秀じゃないかという差ではなく、その子の成長スピードの差です。これは脳科学的に遺伝によるプログラムだと言われるので、幼児期のうちに他の子と自分の子を比べるのは無意味なのです。

そして最も不幸なのは

もう〇〇ちゃんは〇〇ができてるわよ?何であなたはできないのよ

と怒ることです。何かができるようになるというのは、その子その子の成長スピードの差が大きく影響します。子ども自身ではどうしようもないことに怒ってもしょうがないのです。大抵のことは時期が来れば「何だちゃんとできるようになったじゃん」と思えるものばかりですので、気長に待ってあげましょう!

まとめ

最後まで見てくれてありがとうございました。ここまで見て頂いた方は本気で子どものためにアンガーマネジメントをやっていきたいと思っている素晴らしい方だと思います。あなたのアンガーマネジメントは今この時から始まっています。

ここまで紹介した、8つの対処法でも8つの習慣からでも構いませんので、1つだけ。まず1つだけ今から実践を始めてみて下さい。その1つが子ども未来につながっていきます。私も、皆さんのアンガーマネジメントが上手くいくことを応援しています!

子育てのイライラを
コントロールする方法

 

怒りをコントロールする8つの方法

  1. 6秒数える
  2. 目の前の何かを観察する
  3. 自分の動作を実況中継する
  4. 自分の理想の人だったらどうするか思い浮かべる
  5. その場から立ち去る
  6. 自分に呪文をかける
  7. イメージの力を借りる
  8. 自分が一番気持ちいいと感じることを思い出す

怒りづらくなるための習慣8つ

  1. 他人ではなく自分を変えようと思っている
  2. 家族で子育てのイライラの対処について話し合っている
  3. 丁寧な言葉使いや穏やかな表情を意識している
  4. 怒った自分を責めない
  5. どうしようもないことを気にしない
  6. 怒りをモチベーションに変える回路がある
  7. 理想を持ちすぎない
  8. 他人の評価を気にしない

 

家庭でできる子どもを伸ばす子育て情報

私のYoutubeチャンネルでは、子育てを頑張るお父さんお母さんや子どもの教育に関わる方向けに『子どもを成長させる子育て』にフォーカスを当てて、毎週6本の動画をUPしています。興味がある方は、以下のYou Tubeチャンネルをご覧ください!

家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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