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“低学年から勉強しすぎない方が後から伸びる”の間違い

家庭教育アドバイザーのTERUです!

今回は『低学年から勉強しすぎない方が後から伸びるのかどうか』ということについて、そして『子どもが高学年になって伸びるための幼児〜低学年において本当に必要なこと』についてお話ししていきたいと思います。

少し難しいテーマではありますが、皆さんがお子様との関わり方、そしてお子様がそれぞれの年齢において何に時間を割いていくべきか、ということを考える時の参考になればという想いでお話しさせて頂きます。

前半では、その大枠の考え方についてお話しさせて頂き、後半では具体的な3つのポイントについてお話しさせて頂きます。

今回の内容はすべて私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。「文章を読むのが苦手」「動画のほうが頭に入る」という方は、ぜひこちらの動画からご覧ください!
低学年から勉強しすぎない方が後から伸びる”の間違い

低学年から勉強しすぎない方が後から伸びるのか

最近ではお子様の学習において、受験対策として早期から塾でガンガン勉強するご家庭も多いと思いますが、その一方で、「低学年の内から勉強しすぎない方が後から伸びる」ということも多く言われるようになってきました。

これは私の経験上“正しい”と思っています。

あくまで私の経験ですが、低学年。もっと言えば幼児の内から勉強漬けになっている子は、確かに低学年における成績は良いことが多いです。

ですが、高学年になって失速してしまい、他の、低学年のうちに勉強を熱心にしてこなかった子に抜かれていってしまうケースを多く見てきました。

そのような現象を世の教育者も見てきているからこそ、「低学年の内から勉強しすぎない方が後から伸びる」ということが言われるようになったのだと思います。

ではこの「低学年の内から勉強しすぎない方が後から伸びる」という考え方は本質なのか。私は、正しいけど本質的には間違っていると考えています。
低学年に勉強をしない=高学年で成績が伸びていくというわけでは無いからです。

ここから私が考える正しいロジックをお伝えしていこうと思います。

大切なことは、低学年に勉強に力を入れない代わりに子どもがどのような体験や経験をするかということです。

結論をいうと、高学年になって成績が伸びなくなる理由は、幼少期から低学年にかけて『熱中体験』をしていないからです。これが本質だと思っています。

小さい頃の熱中体験は勉強においてはもちろんのこと、どんなことにおいても成長していくための最も大切な要素です。

熱中体験は、自分の能力や才能を自分の分野で思う存分発揮して、幸せな人生を送るための最大の条件と言っても良いでしょうし、勉強においては『熱中体験=後から伸びていく絶対条件』と考えても大げさでは無いと思います。

つまり、幼少期から低学年のうちに、勉強に力を入れない代わりに、『熱中体験』を経験できるから後から伸びていくのであって、勉強に力を入れない=後から伸びていくわけでは無いということです。

これを勘違いして、ただ勉強をしないだけで終わってしまうと、高学年になって伸びていける可能性が高くなることはないのです。

熱中体験とは何か

では熱中体験とは何か。

その基本は『遊び』だと思っています。子どもたちが最も熱中できるのは遊びです。皆さんもそうだと思いますが、人が熱中できるのは、好きなことに取り組んでいる時です。そして子どもが一番好きなことは、ほとんどの子どもが『遊び』です。

だからこそ、幼少期から低学年の時期には特に遊びの時間を大切にしてほしいですし、勉強に力を入れて、遊びの時間が少ないということは、結果熱中体験が不足して、後々伸びていけない原因になってしまうわけです。

こういうことをいうと、「熱中体験が不足していると感じたら、高学年からでも遊びの時間を増やせば良いのでは」と考える方がいらっしゃるかもしれません。

それは難しいというのが私の考えです。人間の熱中する力は年齢が上がっていくにつれて落ちていきます。特に遊びに熱中できる力は顕著に落ちていきます。そのピークは幼児〜小学校低学年です。ですから、高学年に同じように遊びの時間をとってあげても、幼児期と同じような熱中できるような体験になりづらいのです。

今のように、熱中できる力は下がっていくにも関わらず、理解する力や客観的に物事を捉える力、思考力などは年齢が上がっていくと育っていきます。
なので、理解・思考が得意ではなくて、熱中する力が強い幼児〜低学年は遊びを中心に時間を使って、理解・思考が得意になってきて、勉強がしやすい脳になって、尚且つ遊びに熱中する力が下がってきた高学年に勉強をする。これほどむしろ効率の良い方法はないのではないでしょうか。

この反対をしようと思うのは、子どもの脳の成長においても辛いものになる確率は高いです。ですが、1つだけ幼児期から勉強に力を入れても良いケースがあります。それはお子様が勉強が楽しくて仕方がない。一番熱中できるものが勉強!という場合です。

このような場合は、お子様にとって勉強=遊びである可能性は高いです。そしてそれが熱中体験になることもあります。

ですから、勉強が悪!ということではなく、幼児期〜小学校低学年のうちに、熱中できない勉強に多くの時間を割くことをオススメしないとご理解頂けたらと思います。

大切な3つの考え方

ここから、子どもが熱中体験をできる子育てを実践していく上で大切な3つの考え方について解説していきたいと思います。

①遊びが大事ではない。子どもがイキイキして夢中になっている状態が大事。

前半でもお伝えしましたが、遊びが熱中体験に繋がりやすいからといって、いわゆる「おもちゃで遊ぶような遊びをたくさんさせよう!」と安易に考えるのはそれこそ本質から離れています。

先程のように、勉強でもお子様が遊びと感じていて熱中していればそれが熱中体験になりますし、大人が思うような遊びではなくても熱中体験になることはたくさんあります。車を観察するのだって熱中ですし、虫をとことん集めるのも熱中でしょうし、とにかく物を分解することにこだわって色んなものを分解しようとすることだって熱中です。

今のはライト兄弟ですね。他にも、人を笑わせることに熱中する子もいますし、お絵かきに熱中するかもしれません。粘土作りに命をかけるかもしれませんし、もしかしたら石を集めることに熱中するかもしれません。どんなことだって良いのです。

逆に言えば、いわゆる遊びであっても、親にやらされていたり、自分がやりたいことではなければ熱中体験にはならないんです。ですから、『熱中体験=遊び』ではなく、『熱中体験=子どもがイキイキして夢中になっている状態』だと考えてあげるのがまずは1つ目として大事なことかなと思います。

②熱中体験には『子ども自ら』が絶対条件

では1つ目で熱中体験とは何かということをお話ししてきましたが、次に考えるのは、「どうやったら、子どもにとっての熱中体験になりやすいのか」ということです。その方法はいろいろありますが、1番の根底は『子ども自ら』を大切にすることです子どもが自ら始める。子どもが自ら考える。子どもが自らの好きな方法で遊ぶ。というように、『子ども自ら』であることには熱中しやすいものです。

勉強ではなく、熱中体験を!と考えるからと言って、「これやってみよう!あれやってみよう!」と勧めすぎるのではなく、まず親がしてあげるべきは『時間を作ってあげること』です。つまり、自由にできる時間を与えてあげることで、子どもは『自ら何かを始めるチャンス』が生まれます。そして後は、『選択肢を増やしてあげるフォロー』をしてあげればOKです。というより親ができるのはここまでです。

子どもは自分では選択肢を広げられませんから、実体験ができるチャンスを作ってあげたり、「こんなこともあるよ!」と教えてあげたり、時には親が熱中しているところを見せてあげたりすることは大事ですが「これをやってみようよ!」と親から子どもにダイレクトにアプローチをするのは、熱中体験には繋がりづらいので、『子ども自ら』を大切にしてあげて下さい。

③食いついたら型にはめず好きなだけ!

最後。熱中体験をさせてあげる奥義です。これ以上に大事なことはないですし、これぞ原理原則っていう感じです。一言で言うと「関心を持ったその時がベストタイミング」だということです。

理想論を言います。子どもの興味がこのように色んなところに動いていくとしますよね。この動きを一切邪魔せず。それぞれ食いついたものを思う存分やらせてあげるのが、子どもが熱中体験をする1番の方法です。この理想論通りに親がしてあげられたら絶対に熱中体験ができます。

ですがこれに親の意向が入るとこうなります。子どもの興味に任せて探求している中で、「〇〇ちゃん今はパズルやろうね」また興味が自由に動いている中、「〇〇ちゃん今はお勉強の時間だよね」こんな感じです。とはいえ安心してほしいのが、恐らくほとんどの方が後者の行動をしているということです。最初に理想論と言った通り、全部が全部子どもの興味に任せてやらせ続けることなんて不可能です。

ですが、その中でもできる限り今の興味の移り変わりを邪魔しないで、食いついたら好きなだけやらせてあげることです。自分が興味を持ったものを好きなだけできる。完全に熱中体験ですよね。ですから、本来熱中体験を作るって難しくないはずなんです。子どもは好奇心の塊ですから、それに任せて邪魔しなければOKだということです。なるべくでもこの好奇心を優先させてあげたいと思ったとき、勉強を詰め込んでいて時間がないと難しいですし、1日の勉強量などのノルマを作り、それを毎日追っているような状況は相性が悪すぎますよね。

そしてもう1つ重要なのが、型にはめないことです。子どもが興味を持ったものがどんなものでも、「それはこうやって遊ぶもの」「こうやって楽しむのが普通」などという大人の考えの通りに取り組むことはほとんどありません。

「何その使い方?」「そうやって使うものじゃないんだけど」と思ったとしても、大人が作った型に当てはめることなく、自由にやらせてあげることが、熱中体験をさせてあげるポイントです。何かに困っていたら手を差し伸べてあげても良いですが、使い方が違くても、子どもが楽しそうに取り組んでいるならそれで良いのです。

今回の内容は以上です。低学年から勉強しすぎない方が後から伸びるのかどうか。答えは、もう皆さんはご理解頂いていると思いますが、熱中体験のない幼児期〜小学校低学年にならないように良いサポートしてあげましょう!最後にまとめを表示させてもらいます。スクショをして頂いても構いません。皆さんが具体的に実践していただくためにご活用頂けると嬉しいです。最後までご覧頂きありがとうございました!

まとめ

“低学年から勉強しすぎない方が
後から伸びる”の間違い

 

低学年から勉強しすぎない方が後から伸びるのか

これは正しいが本質ではない。
→本質は『幼児〜低学年に熱中体験をすることで後から伸びる』

子どもが熱中体験ができる子育ての3つの考え方

  1. 遊びが大事ではない。子どもがイキイキして夢中になっている状態が大事。
    ・イキイキして夢中であれば何だって熱中体験になる
  2. 熱中体験には『子ども自ら』が絶対条件
    親がすべきは
    ・時間を作ってあげること
    ・選択肢を増やしてあげるフォロー
  3. 食いついたら型にはめず好きなだけ!
    ・子どもは好奇心の塊。それに任せて邪魔しなければ熱中体験は必ずできる
    ・親が思う遊び方や楽しみ方の型に当てはめないで自由にやらせる
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家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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