子どもを成長させる子育て

子どもを伸ばす魔法の言葉『Iメッセージ』

家庭教育アドバイザーのTERUです。
皆さんは子どもの素直な気持ちを引き出し、子どもをさらに伸ばす魔法の言葉であるIメッセージを知っていますか?
私は自分が子どもと関わる時に、必ずIメッセージと多用しています。

お子様が会話ができる年齢以上であれば、皆さんの子育てに絶対的にプラスになる内容ですので、最後までぜひご覧下さい!Iメッセージとはそもそも何なのかを解説していき、子どもを伸ばすために使っていきたい魔法のIメッセージを6つご紹介してきたいと思います。

今回の内容はすべて私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。 「文章を読むのが苦手」「動画のほうが頭に入る」という方は、ぜひこちらの動画からご覧ください!「1~12歳 子どもを伸ばす魔法の言葉『Iメッセージ』

Iメッセージとは

IメッセージのIは私という主語を表すIです。
私(つまりお母さんやお父さん)が主語の子どもへ送るメッセージということです。簡単に言うと、「私は〇〇だと思う」「私は〇〇と感じた」という伝え方だと思って下さい。

反対にあなた(つまり子ども)を主語にした「あなたは〇〇だ」というメッセージをYOUメッセージと言います。

子どもは同じ要件を言われても、YOUメッセージで言われるよりもIメッセージで言われる方が圧倒的に受け入れやすく、このIメッセージを使えば子どもに大きな変化を与えることができます。

IメッセージとYOUメッセージの違い

それでは、IメッセージとYOUメッセージの違いを比べながらIメッセージについて学んでいきましょう。例えば、子どもが喧嘩をして帰ってきたとしましょう。まずYOUメッセージで会話をする例から見ていきます。

どうして喧嘩しちゃったの?〇〇君はいつもすぐ手を出して。喧嘩はダメだって何度も言ってるでしょ。
向こうが悪いんだよ!先に嫌なことを言ってきたのは向こうだから!
でも手は出しちゃダメだよね。この前も他の子と喧嘩したばかりでしょ
もうほっといてよ

とこんな感じです。

この会話のYOUメッセージは「〇〇君はいつもすぐ手を出して」と「この前も他の子と喧嘩したばかりでしょ」の2つの言葉です。子どもが喧嘩っ早いことを決めつけて、今回のことも悪いのは子どもと決めつけて会話を進めてしまっています。

このようにYouメッセージは断定や評価、命令、そして子どもを責めるような印象を与えてしまう言葉です。あなたはいつも〇〇。あなたはこの前も〇〇のようなYOUメッセージは、マイナスの表現として使われると人格否定になってしまいます。絶対に使ってはいけません。

では今のケースをIメッセージで会話するとどうなるでしょうか。

ケンカしちゃったんだって?心配したよ
向こうが先に手を出したんだよ
お友達が先に手を出したんだ。痛かったね。○○くんは大丈夫だった?
うん。お友達のことも叩いちゃった
そっか。ちゃんと話してくれてお母さん嬉しいよ。お母さん一緒に謝りに行こうか?
ううん。自分で謝れる

と言った感じです。決め付けず会話が進められていますよね。この会話でのIメッセージは「心配したよ」「ちゃんと話してくれてお母さん嬉しいよ」の部分です。

このようにIメッセージで会話をすることで、親の気持ちが子どもに伝わり、子どもに安心を与え、徐々に子どもの気持ちを冷静にすることができます。意識してYOUメッセージを減らし、Iメッセージを増やすと子どもとぶつかることが減って、良いコミュニケーションが取れるようになっていくのです。

Iメッセージの具体例

他にも簡単にIメッセージをご紹介します。

まず家にお父さんの来客がきているのに、子どもが騒いでいるケースです。

お父さん困るな。君が騒いでいるとお客様と静かにお話しできないよ。あと一時間で外へ出るから、それまで静かにできるかな?

これを「うるさいよ!静かにしなさい!」なんて言ってしまっては子どもが反発してしまうかもしれませんよね。

次は連絡なしに夜遅く帰ってきた時です。

お母さんとても心配したよ。連絡もないし、どこにいるかわからなかったし、何かあったんじゃないかって思ったよ

これを

どこ行ってたの?ちゃんと連絡しなさいっていつも言ってるじゃない!心配かけないでよ

なんて言うと、子どももああだこうだ言い返してくるかもしれません。

次は子どもの携帯代が高いことを伝えるケースです。

お母さん問題を感じてるんだけど。毎月これだけの電話代を払うのは我が家の家計にはちょっと辛いんだ。電話代を減らす工夫に○○くんも協力してほしいんだけど

これを

〇〇くん電話代使いすぎよ。うちは裕福じゃないんだからもっと考えてよね

なんて言っても中々素直に協力する気にはなれません。

Iメッセージの4つの効果

ここまで簡単にIメッセージについてご紹介させて頂きましたが、Iメッセージはたくさんの子育て効果が期待できます。

私は4つの大きな効果があると考えています。

①子どもの行動が周りにどういう影響を与えるのかを教えることができる

Iメッセージは言い換えれば、あなたの行動が周りにどのような影響を与えたのかを伝える行為です。良いことをしたら周りに良い影響を与えることができた。悪いことをしたら周りに悪い影響を与えてしまった。

こういった当たり前のことが、Youメッセージでは伝わりません。お母さん嬉しかった。お母さん悲しかった。お母さん助かった。とIメッセージで繰り返し伝えると、子どもは自分が周りに良い影響も、悪い影響も与えることができるのだと自覚して、周りへの影響を考えて行動ができるようになっていきます。

②人の役に立つ喜びを伝えることができる

人間の、一番正しくて大きいモチベーションは『人の役に立つ喜び』です。人には様々モチベーションの源泉があります。

  • 褒められて出るモチベーション。
  • 叱られて出るモチベーション。
  • 何か対価をもらって出るモチベーション。
  • そして人の役に立ちたいというモチベーション。

その中でも人の役に立ちたいというモチベーションは、外からの働きかけに関係なく、唯一内側から発生するモチベーションと言われます。

人の役に立つ喜びを小さい頃から感じて育った子は、大人になっても自分でモチベーションを生み出し、対価を考えずに人に貢献できる人間に育っていきます。

Iメッセージを繰り返し伝えることで、自分の言動で周りの人が喜んでくれていることを実感します。その結果、人の役に立つことを喜びと感じるマインドが育っていくんです。

③人の気持ちを考えることができるようになる

Iメッセージを伝えてもらって育った子は、自分の行動と周りへの影響がセットになっています。

常に、人の気持ちを考え、どうしたら喜んでくれるかな。今相手はどんな気持ちかな?と自然に考えることができ、人間関係もスムーズに作れ、周りの人から好かれ、必要とされる人になっていくでしょう。

今後の時代、人とのつながりは欠かせなくなっていきます。良い人間関係の土台もIメッセージは作ることができるのです。

④子どもは命令されてやるより、相手を助けるための方が素直に動ける

しつけをするときもIメッセージは有効です。

○○をやりなさい

と言われるよりも、

○○してくれないとお母さん困るな

と言われた方が、「やらないといけないな」と感じ、動けるのではないでしょうか。しつけでもIメッセージを使うことで、子どもが反抗することなく、親のお願いを素直に受け入れてくれるようになります。子育てを楽にする効果もIメッセージにはあるということです。

ここまではIメッセージの基本形をお話しさせて頂きました。それではここからは子どもを伸ばすために使いたい魔法のIメッセージをご紹介していきます。私は、Iメッセージは子どもを伸ばすのに大きな効果を発揮すると考えています。

子どもを伸ばすIメッセージの使い方

全部で6つ子どもを伸ばすIメッセージの使い方をご紹介します。

①〇〇してくれてとても助かったよ。いつもありがとう

〇〇してくれてとても助かったよ。いつもありがとう。」例えば、「お手伝いしてくれてとっても助かったわ。いつもありがとう」のように、子どもが何かしてくれた時に使うIメッセージです。

よく、お手伝いをしてくれた子に、「上手にできたね!」という方がいますが、残念ながらそれはただ褒めているだけで、褒められるために動く種を撒いてしまっています。一番のモチベーションは人の役に立つ喜びですので、

〇〇してくれてとても助かったよ。いつもありがとう。

と伝えるのがベストです。

②○○くんが〇〇を頑張ってる姿を見るとお母さん嬉しくなるの

○○くんが〇〇を頑張ってる姿を見るとお母さん嬉しくなるの」です。例えば「○○くんがお勉強を頑張ってる姿を見るとお母さん嬉しくなるの」といった感じで使います。

これは勉強やスポーツ、ピアノなど、その子が一生懸命頑張っているものに対して使って欲しいIメッセージです。こういったものはどうしても結果を褒めがちです。「良い点取ったね!」「優勝したね!」「ホームラン打ったね!」「上手にピアノ弾けたね!」。

それを繰り返し伝えられると子どもは、結果が全てだと考えるようになってしまいます。

そんな中、

○○くんが〇〇を頑張ってる姿を見るとお母さん嬉しくなるの

と声をかけられると、結果ではなく、私が頑張っている、それだけでも周りの人に良い影響を与えているんだ!ということを感じることができます。

これは本当に大事なことです。そして、結果ではなく、あなたをちゃんと見ているよという親からの愛情も伝えることができて、色んなタイミングで使ってあげたいIメッセージです。

③○○ちゃんがそう言ってくれるとお母さん優しい気持ちになるよ

○○ちゃんがそう言ってくれるとお母さん優しい気持ちになるよ」です。これは子どもが良い言葉を使ってくれた時に使いたいIメッセージです。子育てをしていると、子どもの悪い言葉は気になってブーブー言うのに、良い言葉はスルーしてしまいがちです。

ですが、それを拾ってあげてIメッセージで伝えてあげると、子どもは積極的に良い言葉を使うようになります。良い言葉が使える人間ほど幸せなものはないと思っています。それは2つの意味があって、1つ目は、周りとの信頼関係を作れるようになることです。良い言葉を使える人と一緒にいるともちろん気持ちがいいですよね。

なので良い言葉は良い人間関係を作っていくのです。そして2つ目は自分で自分にプラスの意識を与えられるようになると言うことです。

よく言霊なんて言いますが、言葉にはパワーがあると私は思っています。それは相手にもそうですが、特に自分に対して良いパワーになります。良い言葉を意識して使っていくと、その言葉に引っ張られて、自分自身がプラスに考えられるようになっていきます。

マイナス思考の人は、意識してプラスの言葉を使うと、プラスの考えができるようになっていくのです。

○○ちゃんがそう言ってくれるとお母さん優しい気持ちになるよ

のIメッセージは、良い言葉を使う最高の習慣をつけることができるのです。子どもの良い言葉を幅広く拾ってあげて下さい。

④お母さんは〇〇ができる○○くんはすごいって思うよ

お母さんは〇〇ができる○○くんはすごいって思うよ」です。例えば、「お母さんはお友達に優しくできる○○くんはすごいって思うよ」といった感じです。

これは、子どもの良い行為に対して使ってあげて下さい。他にも

最後まであきらめないで挑戦する〇〇くんはすごいって思うよ

とか

キチッとお片付けする〇〇くんはすごいね

といった感じです。このIメッセージは、子どもの能力的な凄さ意外に使っていくのが良いと思います。

テストの点数とか成績とかに使うとただのほめるになってしまいます。あくまでその子の行為、特に長所を教えてあげるような意識で使ってあげて下さい。

これを繰り返してくと、子ども自身が自分の長所を自覚し始めます。自分の良いところを認識できると、何事も自信を持って取り組めるようになっていきます。

⑤お母さんは〇〇くんの力なら〇〇までできると思うんだけどどう?

お母さんは〇〇くんの力なら〇〇までできると思うんだけどどう?」です。これはあなたにはまだまだ可能性があるということを伝えるIメッセージです。

例えばお片付け。いつもタラタラ片付けている子に

〇〇くんの力なら5分で片付けられると思うんだけどどう?

と聞きます。

そうすると子どものスイッチが入り、今までは見たことがないようなスピードで取り掛かれたりします。もっと早くやって欲しい。もっと頑張って欲しい。そんな時に使っていきたいIメッセージです。

⑥お父さんもお母さんも〇〇くんが大好きだよ

お父さんもお母さんも〇〇くんが大好きだよ」です。もしかしたらこれが最も大切かもしれません。子育てにおいて一番大切なのは、無条件の愛を子どもに与えることです。

何ができるとかどんな学校に行っているとか、そんなことは関係なく、どんな〇〇ちゃんでもお父さんとお母さんは愛しているよ。ということを伝えていくことは本当に大切なことなんです。

こんなこと恥ずかしくて言えない。と思うかもしれませんが、ぜひ伝えてあげて下さい。それと合わせて、抱きしめるということも大切です

小さい頃にたくさん愛情をもらった子は、心が安定して、自己肯定感も高く、大人になって外の世界で自分の足で堂々と自分の道を突き進んでいくことができるようになります。とても大切なIメッセージです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したIメッセージは子育てをする上で、最も大切なことだと私は考えています。ぜひこの記事を何度も見返して、Iメッセージをご家庭で実践していっていただけると嬉しいです。

魔法の言葉
『Iメッセージ』

 

Iメッセージとは

  • 親が主語となり子供へ送るメッセージ
  • 私は〇〇だと思うという伝え方
  • 子供が受け入れやすい伝え方

IメッセージとYOUメッセージの違い

  1. YOUメッセージ
    断定、評価、命令など子供を責める印象マイナス表現は人格否定を招く
  2. Iメッセージ
    親の気持ちが子どもに伝わり、子どもに安心を与え、徐々に子どもの気持ちを冷静にすることができる

親の気持ちを子供に伝え安心させるメッセージ4つの効果

  1. 子供の行動が周りに与える影響を教えられる
  2. 人の役に立つ喜びを伝えられる
  3. 人の気持ちを考えられる
  4. 命令されるより人を助ける気持ち

6つの魔法のIメッセージ

  1. 「〇〇してくれてとても助かったよ。いつもありがとう」
  2. 「〇〇くんが〇〇を頑張って居る姿を見るとお母さん嬉しくなるの」
  3. 「〇〇ちゃんがそう言ってくれるとお母さん優しい気持ちになるよ」
  4. 「お母さんは〇〇ができる〇〇くんはすごいって思うよ」
  5. 「お母さんは〇〇くんの力なら〇〇までできると思うんだけどどう?」
  6. 「お父さんもお母さんも〇〇くんが大好きだよ」

 

家庭でできる子どもを伸ばす子育て情報

私のYoutubeチャンネルでは、子育てを頑張るお父さんお母さんや子どもの教育に関わる方向けに『子どもを成長させる子育て』にフォーカスを当てて、毎週6本の動画をUPしています。興味がある方は、以下のYou Tubeチャンネルをご覧ください!

家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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