家庭でできる知育育脳・勉強

空間認識能力を育てる『地図』のススメ

家庭教育アドバイザーのTERUです。いつもご覧頂きありがとうございます。

今日は子育ての中にぜひ取り入れて欲しい『地図』について解説していきたいと思います。地図なんてもう使わない。と思うかもしれませんが、実は地図には子どもを成長させる大切な要素が満載です。ぜひ良いと感じたら取り入れてみて下さい!

今回の内容はすべて私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。 「文章を読むのが苦手」「動画のほうが頭に入る」という方は、ぜひこちらの動画からご覧ください!「空間認識能力を育てる『地図』のススメ

恐らくまだ小さいお子様を子育てされている方の多くが、「うちの子どもには、地図を学ばせるなんてまだ早い」と思っているのではないでしょうか。

「地図なんて大きくなればそのうち読めるようになるものだ」と考えている方もいるかと思いますが、実は、幼少期から地図に親しむことには、地図が読めるようになる以上のメリットがあります。

今回は、子どもが地図に触れるメリットをお伝えするとともに、地図の効果的な活用法についてご紹介したいと思います。

地図に親しむメリット

現代の子どもたちは空間認識能力が低下していると言われます。その原因の1つが地図離れです。地図が読める人は、知らない土地にいても、周囲の状況から自分のいる位置を確認することができたり、初めての場所にも地図の情報を頼りにしながらたどり着くことができたりしますよね。

ですが、現代は車やスマートフォンのナビが主流になってきて、自分で地図を読む必要がない便利な時代になってきています。その結果空間認識が苦手な人が増えています。大人でも、地図は正直苦手で、ほとんどがナビに頼っているという方も多いかと思います。

私たち大人は正直もうそれでも良いかもしれません。ですが、お子様の成長の面を考えると、地図に親しむことには大きな価値があります。ですから地図は必要ないから教えないではなく、お子様の成長のために取り入れて欲しいと思います。

この地図離れの問題は、教育者同士でもたまに話題に上がります。空間認識能力は一朝一夕で育つものではありません。長い時間をかけての実体験がものをいいます。

その実体験は小さい範囲の空間認識であれば家の中の遊びでも、育てることはできます。ですが、自分が空間の中心になり、自分から主観的に周りを見渡して広い範囲の位置関係を把握する力を育てるには、地図を見ながら道を歩くという取り組みがやはり大きな効果を発揮します。この空間認識能力は勉強やスポーツなど、実は幅広く関わってきます。ですから、地図離れは結構大きな問題だと感じます。

ちなみに学校における地図教育はどのようになっているでしょうか。もしかしたら最近の授業内容の改定で少し違いがあるかもしれませんが、私の認識は次の通りです。

小学校1・2年生では生活科で扱います。生活科は、身近な場所での活動をメインとして、地域の人たちや社会や自然などとの関わりに対する関心を高めながら、実生活に必要な習慣であったり、必要な技能を身に付けることを目的とした科目です。

その中で、地図を本格的に活用する最初のステップとして、地図が読めるようになるための基本となる教育が行なわれています。例えば、学校探検とか通学路探検。他には学区内探検などを通じて、子どもに簡単な地図の絵を描かせて、「あっち・こっち・近い・遠い」といった感覚だったり、学校や自宅などの場所を認識したりする力を養っていきます。

そして小学校3年生からは社会科になります。社会科の授業では本格的な地図の活用が始まります。社会科は地域で起こる、社会的な事柄、つまり、産業や生活の様子とか、公共施設の役割などについての理解を深める科目です。

社会科の学習を通じて、地図を具体的に見ていくことで、身近な地域でも場所によって地形や土地の活用の仕方に特色があることに気づいたり、地域の全体像を捉えたりすることができるようになります。方角や具体的な距離感覚も理解できるようになっていきます。

例えば、通学路で見る建物とか田んぼや畑、道路や川などが地図ではどのように表示されているのかを見たり方角や距離を実際に測って確かめたりといった体験をします。それを通じて、地図が実際の様子を縮めて、記号化したものであることについて理解を深めます。さらに、自分で歩きながら身近な地域について調べた結果をもとに、地図を作成する学習も行われて、まさに、空間認識力を養う学習といえますよね。

このように、身近な場所のことを学ぶ生活科からスタートして、子どもの行動範囲や興味対象の広がりに合わせて、学習する範囲も地域→市区町村→都道府県→日本→世界へと広がっていきます。そうした学習において地図は欠かせない存在となっているのは間違いありません。

それではここから後半では家庭でできる地図の上手な活用法についてご紹介していきたいと思います。

家庭でできる地図の上手な活用法

ここからご紹介する内容は、まだ地図を本格的に習っていない低学年や幼児期のお子様でも、親子で楽しい体験をしながら地図に親しみ、行動力や空間認識力を養うことができる内容ですので、ぜひやってみて下さい。

①地図のお絵かき

保育園や幼稚園までの道や、小学校への通学路、いつものスーパーまでの道とか、近所のお友達の家や公園までの道のりなど、普段よく通る道を親子で一緒に歩いて、地図を書いてみましょう。色鉛筆やクレヨンを使ってカラフルにしたり、イラストを描いたりすれば、お絵描き気分で地図作成が楽しめます。

普段は車や自転車で移動している場合は、お散歩がてら歩いてみることをお勧めします。今の子どもたちは歩行体験が不足していると言われます。近年は、安全面での心配から、通学路で道草を食うことをしなくなっていますし、近所の習い事に行くだけでも親の送迎が必要なケースも多くあります。特に都市部ではこの傾向は顕著だと言えますよね。

このように子どもの歩行体験が減少すると、周囲の景色を読み取る力は充分に発達しません。周囲の景色を読み取り空間を認識することができなければ、当然地図も読めるようにはなりません。ですから、地図に親しんでいく基本は、実際に歩く→それを地図にしてみる。という体験です。

②地図を見て歩く

これも取り組みというより、普通のことではありますが、とても大切です。家の近所の簡単な場所に、子どもと一緒に地図を見ながら実際に歩いて行ってみてください。

小さいうちほど地図に対する苦手意識は少なかったりします。地図の学習が始まってから「地図なんて嫌い!」となってしまわないよう、少しずつ地図に慣れるための機会を作ってあげることが大切です。そして、初めての場所に行く前にしておくべきことは、地図を見て行き方を予習しておくことです

この予習は実はとても大切で、もちろん地図をちゃんと使えるための準備という意味合いもあるのですが、まず予習をする時に道をよーくイメージをするわけですから、想像力の訓練になります。そしてさらに、頭の中にイメージを記憶しておくことも同時に行われますから、記憶力のトレーニングにもなるのです。そして、道順を予習して、実際に歩き、目的の場所にたどり着くことができれば、子どもは大きな達成感を感じます。それにより1つの成功体験にもなりますので、予習には一石三鳥くらいの効果があります

実際に歩く時に意識したいのは、子どもの前を歩かないということです。後ろを歩く必要はありませんが、少しだけ子どもが前を歩いているような位置関係で歩くことで、子どもに主体性が生まれますし、「信頼しているよ」という親の気持ちも伝えることができます。

さらに幼児期のお子様で手を繋いで歩くのであれば、親が子どもの手を握るのではなく、子どもが親の指をつかむようにすることをオススメします。こうすることで、手を繋ぐのも、離すのも子どもに主導権があります。これにより、何かを見つけたらさらに主体的に行動できるようになります。歩道の狭い危ないところ以外では、そのような手のつなぎ方をしていきましょう。

③場所調べ

まだ地図のことをよく知らなくても、都道府県名に興味を示す子どもはいると思います。そんなお子様には、ぜひ日本地図に触れさせてあげてください。自分やおじいちゃんおばあちゃんの住んでいるところとか、旅行の行き先、テレビ番組で話題になっている場所、親御様の出張先などの都道府県がどこにあるのかを、日本地図を使って教えてあげましょう。

そして、何も表記されていない日本だけが書いてある白地図を用意して、行ったことのある都道府県に色を塗るのも楽しい取り組みです。行った都道府県の名前も書き、何があったのか、どこに行ったのか、何を食べたのかも隙間に書いていけると、土地勘もどんどん養われていきます。

こういった実際に行った経験を書いて、自分だけのオリジナル地図を作っていくことで、社会科として日本地図を学んでいく時にも大きなアドバンテージになります。その地図は、ぜひリビングに貼っておくことをオススメします。子どもの目線がよく当たる場所に貼ることで、何かあったら確認できるため、話題にもあげやすく、上手く活用できます。

自分だけの白地図と、あとは調べる用のちゃんと情報が記載されている日本地図の2本柱を用意するのがベストですね!このような取り組みで、子どもに何かわからなかったら調べるという癖を身に付けさせておくことも、これからお子様が成長していくための力として欠かせないものですよね。

今回の内容は以上です。ぜひ地図を子育てのツールの1つとして取り入れてみて下さい!最後にまとめを表示させてもらいます。皆さんが具体的に実践していただくためにご活用頂けると嬉しいです。

まとめ

空間認識能力を育てる『地図』のススメ

 

【地図に親しむメリット】

  • 空間認識能力が育つ→勉強やスポーツにも関わる
  • 想像力、記憶力の訓練になる
  • 社会科として勉強が始まった時の大きなアドバンテージになる
  • 成功体験になる
  • 子どもの主体性を育てることができる
  • 調べる習慣づけができる

【地図を使った基本の3つの取り組み】

①地図のお絵かき
普段よく通る道を親子で一緒に歩いて、地図をカラフルに描いてみる

②地図を見て歩く
・小さいうちの方が、地図の苦手意識は少ない
・初めての場所に行く前には、地図を見て行き方を予習しておく
・実際に歩くときは、子どもの前を歩かない
・手を繋ぐときは、子どもが親の指をつかむようにする

③場所調べ
・お子様が都道府県に興味を示したら、日本地図を用意する
・白地図を用意して、行ったことのある場所に色を塗って、何があったかどこに行ったか何を食べたかなどを書いていく

家庭でできる子どもを伸ばす子育て情報

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家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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