子どもを成長させる子育て

愛情の大切さ『子どものためにしてはいけない3つのこと』

家庭教育アドバイザーのTERUです。いつもご覧頂きありがとうございます。

この記事では『愛情の大切さ』についてお話しさせて頂きたいと思います。この『愛情』という言葉は、私の発信を日頃からご覧頂いている方であれば、もう耳にタコという感じかもしれません。

私のTwitterの発信には恐らく10件に1件くらいは愛情という言葉を使い、YouTubeの動画やTwitterとInstagramで発信しております1分で学べる子育て動画でも、これでもかというくらい『愛情』という言葉が出てきていると思います。

私は発信している側なので、自分の発信を評価する立場にはありませんが、これを異常だとは思っていません。それくらい子育てにおいて、子どもに愛情を与えることが大切であり、子育ての1番の役割だと考えています。

今回はその愛情を与えることの大切さを、改めてお伝えします。

記事前半では、ある実験を紹介しながら幼児期の愛情の大切さをご説明し、後半は子育てをする皆さまへ、子どもに愛情を伝えるための私からのお願いをまとめます。

今回の内容はすべて私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。「文章を読むのが苦手」「動画のほうが頭に入る」という方は、ぜひこちらの動画からご覧ください!「愛情の大切さ『子どものためにしてはいけない3つのこと』」

はじめに

今からご紹介する研究は1966年にルーマニアで起こったある出来事への取材から始まったものです。この研究内容は、かなり残酷な内容です。

この研究結果から私がお伝えしたいことは『幼児期に愛情を十分に与えず、お子様が安心感を得られないと取り返しがつかないことになる』ということです。

それを十分ご理解頂いている方、この研究についてご存知の方は、あえてもう一度嫌な気持ちになる必要はないと思いますので、

「なぜ子どもたちにとって愛情が大切なのか」まで飛ばして頂いても構いません。

 

『愛情の大切さ』を語る事例紹介

1966年、当時のルーマニアの独裁者であったニコライ・チャウセスクは、国の少子化に歯止めをかけるため、既婚・独身関係なく25歳以上の子どもを持たない国民に税を課しました。

その結果、出生率は上昇しましたが、それに伴い貧困が蔓延しホームレスの数も増加しました。大勢の子どもたちがあっさりと親から育児放棄され、行き場を失いました。この現状に対しチャウセスクは、国による養護施設を設けましたが、その実態は数千人もの孤児を倉庫に詰め込むだけの施設で、もはや収容所のようだったと言います。

それと同時に、他国への債務返済の為、国内にある食料や工業製品の大量輸出が必要となり、子どもたちの資金源も食料源が底をつきました。その養護施設の赤ちゃんたちは、めったに抱き上げられることはなく周りの人間から五感を刺激されることもありません。

大勢の赤ちゃんがベッドにただ縛りつけられて、薄いオートミールのお粥が入った哺乳瓶を適当に口に入れられているだけだったそうです。

養子に出された子どもたちを調査して見えたこと

こうした乳幼児を救おうと養子に迎えて、自分の国に連れて帰ったカナダ人の複数の家庭を対象にある調査が行われました。この養子に迎えられた子どもたちが、ある一定の年齢まで成長した時に、その子どもたちを観察すると、明確に2つのグループに分けられたそうです

1つのグループの子どもたちは、極めて安定しているように見え、社会的な行動やストレスへの反応、成績や健康状態など、全ての点において普通のカナダ人の子どもたちと差が無かったそうです。しかしもう1つのグループの子どもたちは、摂食障害や、体調を崩しやすい、攻撃的な反社会的行動を取るなど、見るからに深刻な問題を抱えていることがわかったと言います。

ではこの2つのグループを分けた条件とはなんでしょうか。

それは養子になった年齢です。生後4ヶ月を迎える前に養子になっていた子どもたちは、いわゆる幸せな子どもらしい行動をとる人へ成長し、反対にそれ以降、特に生後8ヶ月以降に養子になった子どもたちは、深刻な問題を抱える人へと成長していたそうです。

このことからわかるのは、乳幼児期に自分を保護してくれる人から愛情を全く受け取らずに、安心感を得られなかった場合、子どもの体と心に強いストレスがかかって、しかもそれはそこから何年経っても子どもに影響を及ぼすということです。

今回、紹介した子どもたちの環境は異常中の異常です。日本で生まれて普通に親子で一緒に生活するご家庭であれば、そこまで心配しすぎることはないとは思います。

しかし、子育てをする皆さんには、子どもに十分な愛情を伝えていくことを大切にして欲しいと思います。

なぜ子どもにとって愛情は大切なのか

私はいつも子どもに愛情を与える理由を『子どもの成長の土台になるから』とお伝えしております。幼児期から十分に愛情を与えてもらった子は、安心して外の世界で探索行動ができ、新たな挑戦に臆せず人とのコミュニケーションを怖がらず成長のチャンスと成功のチャンスを掴みやすい人に育っていきます。

この理由や私が推奨する愛情の与え方は他の記事でお伝えしているので今回は割愛します。もし成長させるための愛情の与え方について詳しく知りたいという方はこちらの動画「愛情を与える本質と正しい方法」を参考になさって下さい。

今回は、先ほどご紹介した悲しい出来事による研究から、愛情を与えることの大切さについて考えてきました。記事の後半では皆さんのお子様がこの子どもたちと同じような成長の道を辿らないために、親として気をつけていただきたいことをお伝します。

【子どものためにしてはいけない3つのこと】

まず、大前提を置かせて頂くと、今から私が言うことはあるご家庭にとっては当たり前のことかもしれません。しかしあるご家庭にとっては非常に難しく、理想論やきれいごとに聞こえるかもしれません。

私たち発信者は皆さんに寄り添うことも必要ですが、理想論や正しいことをちゃんとお伝えし、皆さんに考えるきっかけや、子育てや家庭の状況を見直すきっかけを作って頂かなくては、発信している意味がないと思っています。その為、真っ直ぐに心を込めてお話しさせて頂きます。以下は私からの3つのお願いです。

1・ネグレクトだけは絶対にしないで下さい

子どもに対するネグレクトとは、いわゆる育児放棄のことを指します。ネグレクトの定義はとても難しいです。一般的には「幼児・児童・高齢者・障害者などに対し、その保護、世話、養育、介護などを怠り、放任する行為」と言われます。

厚生労働省によると、ネグレクトは「身体的虐待・精神的虐待・心理的虐待とならぶ虐待の一つ」とされています。他の3種類の虐待が一般的に「子どもに有害なことをする」ものであるのに対して、ネグレクトは「子どもが必要とするものを親が提供しない」ことであると言えます。そしてネグレクトは、物理的・経済的条件が整っているのにもかかわらず保護しないという「積極的ネグレクト」と、貧困や知識不足などが原因で保護ができない「消極的ネグレクト」とに分けられます。

両者とも、親の注意が子どもに向いていないという点では共通していますが、根本的な背景はそれぞれ異なります。恐らく私の記事を見て頂いているほとんどの方が、ネグレクトのような状態にはなっていないと思っています。そう願っています。

ぜひこれからもそのような状態にならない子育てをしてあげて下さい。幼児期のネグレクトは子どもに一生の傷を負わせてしまうことになります。これが1つ目のお願いです。

2・子どもの能力や知能を上げること、そしてしつけばかりにこだわってお子様と接しないで下さい。

時折、この熱が過度になりすぎてお子様に十分愛情を与えてあげられていないご家庭を見かけます。それによってお子様に問題が出るかどうかはわかりませんが、私はそういった状況を懸念しています。

お子様の成長を願い、行動することは良いことです。しかしそれが行き過ぎて、子どもを成長させることだけが親としての生きがいになっていないか?子どもの存在価値が、何かを習得させることや、結果・成果を求めてばかりになっていないか?気を付けなければいけません

例えば、

  • 何十個もの習い事に通わせ、帰宅後も、習い事の課題やプリント学習をさせる
  • 小学校受験などのためにマナーに厳しく日々接し、子どもに対して指示ばかり
  • 指導のための会話ばかりになっている

もしそのような状況であれば、幼児期は愛情ある触れ合いが大切だということをもう一度考えて頂き、お子様との触れ合いの時間を作ってあげて下さい。私は今までこのように過度な教育的な接し方を幼児期から行い、心が安定しない/問題行動に走る子を少なからず見てきました。

もちろん子育てに絶対はありませんので、それでも強く育つ子もいます。しかし私の経験上少数派です。お子様のために、『〇〇ができるお子様』ではなく、『お子様の存在自体』を愛し、無条件の愛を与える触れ合いをしてあげて欲しいと思います。これが2つ目のお願いです。

3・ご夫婦で夫婦喧嘩をなるべく減らす対話をしていきましょう。

夫婦喧嘩には、赤ちゃんや幼児の脳の発達に悪影響を及ぼす充分なパワーがあると言われます。それがひどい場合、子どもが大人になってもその影響が残り、トラウマや強いストレス反応にもなってしまう可能性もあります。

夫婦喧嘩は6ヶ月未満の乳幼児でもそれを察知できると言います。そして幼児教育者としての経験から見ても、夫婦関係は驚くほど子どもは理解していて、子どもが受ける影響は大きいです。夫婦の仲が著しく悪ければそれを子どもは感じ取り、子どもの言動や成長に影響がありますし、反対に仲の良い夫婦の子どもは、明るく、自分を出すことができて、伸び伸び育っていきます。

その為、子どもに健やかに成長して欲しいと考えるのであれば、子どもに親として何をしてあげるかを考えるのも大事ですが、子どものためにどんな夫婦でいるかを考えることの方が大事なのではないかと最近は考えています。

これを聞いて「そんな理想論言われても」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

夫婦の仲は自分ではどうしようもないこともあります。それが現実かもしれません。しかしこの記事が夫婦の仲を考え直す何かのきっかけになればと思い発信させて頂いています。

全く夫婦喧嘩が無いなんてほとんどのご家庭では難しいのではないかと思います。私も正直妻とよく喧嘩をします。全く喧嘩をしない夫婦を目指す必要はありません。みんなでお子様のために少しでも良い関係が保てるように考えていきませんか?特に子育て中の夫婦の関係悪化は

  1. 睡眠不足
  2. 社会的な孤立や孤独感
  3. 仕事や家事育児の不平等


以上3点が原因になることが多いと言われています。これらについて真剣に向き合い、夫婦で対話を重ね、夫婦関係が悪いと感じていれば、今より少しでも良い関係になるようにお互いが歩み寄っていって欲しいと思います。

そして、夫婦喧嘩をしてしまった時は、子どもの前で仲直りする姿を見せることが何より大切であると言います。ある研究では、夫婦喧嘩をしているところを見せることよりも、その後に仲直りしている姿を見せないことの方が子どもにダメージが大きいこともわかっています。

従って夫婦円満になるように話し合いながら、喧嘩をした時には、子どものために子どもが見えるところで仲直りをしてあげて下さい。それだけで子どもの心は救われます。良くないことをしてしまった後、ちゃんと謝る姿を見せることは、子どもの見本にもなります!

今回私がお伝えしたかったことと、皆さんへのお願いは以上です。

もしこの記事を見て、これはまずいことを子どもにしていたと感じた方がいらっしゃれば、この記事を読み終えた後、お子様を抱きしめてあげて下さい。乳児でも幼児でも小学生でも、抱きしめてあげて下さい。そこから始めましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

愛情の大切さ
『子どものためにしてはいけない3つのこと』

 

  1. ネグレクトだけは絶対にしないで下さい。
  2. 子どもの能力や知能を上げること、そしてしつけばかりにこだわってお子様と接しないで下さい。
  3. ご夫婦で夫婦喧嘩をなるべく減らす対話をしていって下さい

 

家庭でできる子どもを伸ばす子育て情報

私のYoutubeチャンネルでは、子育てを頑張るお父さんお母さんや子どもの教育に関わる方向けに『子どもを成長させる子育て』にフォーカスを当てて、毎週6本の動画をUPしています。興味がある方は、以下のYou Tubeチャンネルをご覧ください!

家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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私の経験や知識を皆さんの家庭教育にお役立て頂き、より良い子育ての手助けができたら嬉しいです!
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