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子どもの語彙力を増やす方法

家庭教育アドバイザーのTERUです。いつもご覧頂きありがとうございます。今回は『子どもの語彙力を増やす方法』についてお話ししていきたいと思います。控えめに言って、子どもの語彙力を育てることは超重要だと私は思っています。皆様のお子様が将来活躍する人間になるために今日は皆さんと語彙力について考えていきたいと思います。

今回の内容はすべて私のYouTubeチャンネルでも紹介しています。 「文章を読むのが苦手」「動画のほうが頭に入る」という方は、ぜひこちらの動画からご覧ください!「子どもの語彙力を増やす方法

語彙力の重要性

子どもの語彙力は子どもの成長を考えると重要と言わざるを得ません。豊富な語彙力は、仕事やプライベートなどあらゆる場面で私たちを助けてくれますよね。本屋さん何かに行くと「語彙力」に関する本が並び、その重要性を物語っています。語彙力の重要性は私たち大人も日々実感する中、お子様には語彙力が豊富な子に育ってほしいという思いで、子育ての中でも意識されている方が多いようです。書店では子どもの語彙力を増やすための本も増えてきていて、早期のうちからの語彙力教育に注目が集まっています。

よく、最近の子どもたちの語彙力が低下しているということが問題視されます。実際に子どもたちの語彙力は低下しているのでしょうか?それを知るにはまず、子どもたちの読解力の低下についてみていくことが大切です。2016年に発表された学習到達度調査の結果では、日本の15歳の読解力が下がったことが明確に指摘されました。そのため、国立教育政策研究所では「読解力向上に向けて、それを支える語彙力を強化していくこと」を目標に掲げたそうです。

また、東大入試に挑戦する人工知能(AI)として一躍有名になった「東ロボくん」開発者である国立情報学研究所の新井教授のお話しに触れる機会があったのですが、新井教授は日本の子どもたちの読解力低下につながる語彙力不足に対して大きな問題を感じているようでした。そのきっかけとなったのは、東ロボ開発の過程において、全国2万5,000人の中高生を対象に実施した「基礎的読解力調査」でした。

驚くことに、簡単な文章の主語を読み違えたり、「てにをは」などの助詞を正しく理解できていなかったりと、読解力の低下が著しかったそうです。その要因となるのが、まさに「語彙量不足」です。家庭内で大人同士の会話が減ったり、活字離れで長文を読む機会が減ったりといった環境の変化が背景にあるとはいえ、やはり子ども自身が「言葉に興味をもつ」きっかけを与える重要性を感じます。

そして、明治大学文学部教授である齋藤孝先生は「語彙力で生涯年収にも差が生じる」とも語っています。これは齋藤先生の言葉ですが、

「僕は、大学で25年近く教えていますが、その子たちが、それぞれどういう収入で生涯を送るか…自ずと目の当たりにしています。大学には、能力的に似ている人たちが集まりますが、生涯年収は“どこに所属するか”で決まります。転職や起業で年収が伸びる人は少ないので、だからこそ、一般論で言うと、最初の就職が肝心。就職活動のわずか3カ月くらいで、だいたいの生涯年収が決まってしまうわけです。そこで一番最初に問われるのが、語彙力やコミュニケーション能力。言葉やコミュニケーションで円滑にやりとりができないと、面接にすら通りません」

確かに今の日本のシステムから考えるとその通りですよね。

ですから私たち大人は語彙力を甘くみてはいけないですし、子どもが豊富な語彙を身につけるための取り組みを少しでも意識してあげるべきだと思うんです。子どもたちは将来的に文系に進むのか理系に進むのかはわかりません。

ですが、語彙力、国語力はすべての基礎になります。算数だって他の教科だって問題文は全部言葉で表現されているわけですし、その意図が理解できなかったら戦えません。

そして人間は基本的に、言葉で物事を考えるわけで、言葉が少なければ、どうしても感情や思考が単純になります。例えば、“やばい”のひとことですべてが済まされてしまうと、それ以上考えられなくなり、思考が停止してしまう。“ムカつくね”ですませていると、感情面も単純になってしまいます。ですが、語彙力があって言葉が自由自在に使えると、自分自身を豊かに表現できるようになりますし、人を理解する力も養われます。また、自分の心のなかのもやもやした気持ちを的確に言葉にすることでストレスも軽減されます。日々単純な会話ですませず、意識的に語彙を増やすことで、人間的にも文化的にも成長できるのです。

私は今までの経験から、語彙力は「自然に身につくもの」ではなく、「努力して手に入れるべきもの」だと考えています。ここから後半ではそんな語彙力を育てる方法についてお話ししていこうと思います。

はい、それではいきましょう!結論を先に言うと、語彙力アップの鍵は「親子の会話」にあります。語彙はとにかく親の言葉から習得していきます。親がどんな言葉を使って会話をしているかが子どもの語彙力や国語力に最も大きな影響を及ぼします。ではどんなポイントに注意して会話をしていくと良いでしょうか。

語彙力を増やす方法

①子どもの語彙力を伸ばす話し方「素早く」「短く」「はっきりと」

子どもの語彙力を伸ばす会話をするには、親がどんな言葉を使うかも重要ですが、その言葉がちゃんと子どもに伝わり、そして会話がリズムよく進んでいくことが大切です。まず「素早く」ということですが、これは子どもの「話しかけると相手から反応がもらえる」「会話は楽しい」「もっと言葉を使いたい」という気持ちを育みます。反対に、反応がなかったり遅かったりすると、言葉を発することの意味や楽しさを見失ってしまうのです。子どもからの言葉の応答は素早くを意識しましょう。次に「短く」ですが、これには親の反応する際の言葉を短くして、子どもに話す機会を与える目的があります。相手に一方的に話されてウンザリするのは大人も子どもも同じです。あくまでも返事は短く、聞き手に回るつもりで、子どもに多くの言葉を使わせてあげましょう。最後に「はっきりと」ですが、これは子どもにとって聞き取りやすい速度ではっきりと話すことを意味します。例えば外国の方に言葉を教えてあげるような場合、皆さんはゆっくりと話しますよね。単純に、聞き取りやすさというのは言葉の覚えやすさに直結しているものです。

②読書はやはり重要

そんなことわかっているよって感じかもしれませんが、読書は最強です。語彙力が豊富な人の多くは本から、語彙を得ています。幼少期から読み聞かせをたくさんしてあげ、本が好きになり、そして自分でたくさん読んでいく流れができると必然的に語彙は増えていきます。

③語彙は使ってこそ語彙力になる

語彙は得るだけでは使える語彙力になりません。語彙には理解語彙と言って、聞いたり書いたりする時に使える言葉と、使用語彙という、話したり書いたりする時に使える言葉に分けられます。大切なのはどれだけ使用語彙を増やせるかです。そのために幼少期からしていきたいのは言葉遊びです。一般的な『しりとり』も有効ですし、「りんごと言ったら赤い」というような『連想遊び』も良いです。さらに発展すると『もの当てクイズ遊び』なんかはオススメです。出題者がたくさんのお題を書いた紙を1枚引き、例えば「テレビ」というお題を引いたら「楽しい、家の中にある、四角い」というようにテレビという言葉を使わずにヒントを出しながら他の人が当てるというゲームです。テレビをどんな表現で表すかをボキャブラリーの中から考えることで、使用語彙が増えていきます。そしてもう1つ使用語彙を増やすために考えなくてはいけないのが、親と子の話している時間の割合です。先ほども親は聞き手に回るとお話ししましたが、親が話してばかりだとインプットは増えるため理解語彙は増えるかもしれませんが、話す機会が少ないと使用語彙が増えていきません。子どもの話をしている時間を増やしていくことで使用語彙を増やす機会を作ることができます

④親が「てにおは」を使い単語族にならない

子どもに正しい語彙を教えていくのであれば、ちゃんと文章で日頃から会話することを意識していくことをオススメします。「めし!」「ふろ!」といったいわゆる単語族のような会話ではなく「今日のご飯は何時ごろできる?」とか「お父さんが先にお風呂に入って良いかな?」というようにちゃんと文章で話していきましょう。特に主語をなるべく入れて会話すると良いです。日本語は主語がなくても通じることが多いため、主語は抜きがちになりますが、「〇〇君は本が好きだよね」「犬が可愛いね」というように幼児期は意識して主語を省かないように会話をしましょう。

⑤分からない言葉を調べるクセをつけさせる

分からない言葉は調べて自分のものにする。これは語彙力習得の基本です。そのために必要なものは国語辞典です。一家に一冊は置いておきたいですね。電子辞書でもOKです。紙の辞書であれば、調べたページに付箋を貼っていくと自分が知っている言葉が増えていき、子どもも楽しく辞書引きができるようになっていきます。調べるときのポイントは先にどんな意味かを推測するということです。ただわからないから調べて答えを知るよりも、わからない→まず推測して自分なりの意味を考える→答えを知る。この方が、人間は一度自分で主体的に考えたことの方が脳に定着しやすいため、使用語彙になりやすくなります。

まとめ

今回は子どもの語彙を増やすためにすべきことについてお話しさせてもらいました。最後にまとめを表示させてもらいます。皆さんがお子様のために具体的に実践していただくためにご活用頂けると嬉しいです。

子どもの語彙力を増やす方法

語彙力が豊富だと、すべての勉強の土台となり、深い思考・感情を豊かに表現できるようになる

①子どもの語彙力を伸ばす話し方「素早く」「短く」「はっきりと」

子どもにちゃんと伝わると言葉の習得に伝わる。リズムが良いと子どもも話すのが好きになる

②読書はやはり重要

語彙力が豊富な人の多くは本から、語彙を得ている

③語彙は使ってこそ語彙力になる

しりとり・連想遊び・もの当てクイズ遊びで使用語彙を増やそう!
子どもの話す時間を長くすることも意識する

④親が「てにおは」を使い単語族にならない

日頃から文章で話すことを意識して、主語を抜かないで会話をする

⑤分からない言葉を調べるクセをつけさせる

国語辞典や電子辞書を使う癖をつける
先に意味を推測してから調べ、調べたページには付箋をつけると良い。

 

家庭でできる子どもを伸ばす子育て情報

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家庭教育アドバイザー/幼児教育講師
TERU
教育者として、これまで1000人以上の子どもたちと親御様と関わらせて頂きました。その経験を元に、子育て・知育・幼児教育ノウハウを子育てを頑張る皆様へお届けします!主に0歳〜12歳が専門です。
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